無職のオアシス、マクドナルド
ブックオフで買った本を持って向かう先は駅前のマクドナルド。でもその前の少し回り道をして金券ショップへ。そこで60円のコーヒーチケットを購入。そうすると、通常100円のホットコーヒーのSサイズが実質60円で購入できてしまう。ホットアップルパイを一緒に買っても計160円。これってすごくない? わずかな時間でお得な生活。もしかしてこういうのが丁寧な暮らしっていうのかな。笑。
改装したばかりの明るく広々とした店内は、エントリーシートを書く就活生、世間話に花を咲かせる子連れのママさんグループ、パソコンで作業をするスーツ姿の中年サラリーマン、読書をする団塊おじさん、いろいろな人でひしめき合っている。
そこで買ったばかりの本を開いて読書&勉強タイム。今後、アフィリエイトでお小遣いくらいは稼げるようになれたらいいなあと思っている。飽きたらiPhoneでまとめサイトとSNSのチェック。だいたい17時を過ぎると、店内は中学生や高校生グループの姿が目立つようになる。
そうなると目眩がするほどの若々しさと騒々しさに肩身が狭くなる気がして、退散する頃合い。ちょうど文字を読むにも疲れてくる頃だし。
結局、今日はレシートの裏に印刷されたクーポンを使ってチキンナゲットまで食べてしまった。それでも合計260円。ドトールのMサイズコーヒーと同じ値段だし、スタバにいたってはショートサイズの本日のコーヒーだって買えやしない。笑。本当にマクドナルドは僕みたいな時間があってお金がない人間にとっては最高の場所。
レジカウンターには学生たちが列をなし、世代交代するように僕は店を出る。西日を浴びた駅前は帰宅する人々でいっぱいで、僕はもうこの街を死ぬまで出ることはないのかなと思うと、なんだか惨めな気分が襲ってきた。
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