楽天ポイントで収入以上の暮らしを

僕は無職だけれど、いわゆるニートや引きこもりとはちょっと違う・・・って自分では思ってる。働く意思が決してないわけではないし、家にずっと一人でいるのもあんまり好きじゃない。


でもいまからまた正社員になれたとして、それは幸せなことなのだろうか?


正社員という名と引き換えにストレスを溜め込んで得られるものが二十万円程度の月収だったら、たまに短期のバイトや治験ボランティアでお金を稼いで、無職でいたほうがよほど幸せなことじゃない?


マイホームだとか結婚だとか色々諦めなければいけないことはあるし、っていうかもうとっくに諦めてるんだけれど、結局幸せなんて本人の考え方次第。状況が変えられないなら、考え方を変えて幸せになろう。笑。


冬が終わりつつあり、外は春を感じさせるくらいさわやかに晴れている。でも、まだ少し肌寒い風が吹いていて、無印良品の白いオックスフォード・シャツの上には、いまよりきちんと働いていたころに買ったパタゴニアのフリースを羽織る。ジーンズは去年楽天で買った並行輸入のリーバイス。そしてスニーカーは同じく楽天で買ったアディダス。この格好がオシャレではないことは知ってるつもり。でも、あからさまな無職に見られたくはないから、自分なりには気を使って清潔感は意識してる。


この時間は老人と若い子連れの主婦たちが街の主役。

こういう平日の昼に出歩く時は、自分を平日休みの職業か、在宅で働いてるIT関係の職業だと言い聞かせて胸を張って歩いてる。笑。


今日はまずブックオフに向かうことにする。だいたい徒歩10分くらいかな。ちょうどいい運動。店内に入ると、外の陽気とは裏腹に、ねっとりとした湿り気を感じる。そして揃いも揃って黒い色の服を着た得体の知れない人々が、ゾンビのように徘徊している。


もちろん客観的に見れば僕もその一員なのだけど、本当にみんな何をして暮らしている人たち......というよりも、人生で何をしてきた結果、今ここにいる人たちなんだろう?


彼らのようにコミックを立ち読みしようとしても、あそこにある本はなぜかやたらとベタベタしているから、いつも断念する。TOEICの過去問題集と、「超かんたんアフィリエイト」という本を手にとって、お会計は作ったばかりの楽天カードで。最近、楽天カードなら無職でも作れるってインターネットで見たから、試しに申請してみたら、本当に作れてしまった。笑。


僕は結婚もしていなければ子供もいない。それに収入のある親と同居をして、家のローンだってないから、無職であることに目を瞑れば優良顧客になるのかも?あとは働いてたころに作ったルミネのカード実績が認められたとか。


無職がクレジットカードだなんて思うかもしれないけれど、収入がないからでこそポイントの貰えるクレカは重要。最近はミネラルウォーターやコンタクトレンズみたいな生活必需品、母親に頼まれた家電製品なんかも全部楽天で買ってポイントを稼いでる。笑。


いま身に付けているこのリーバイスもアディダスも、一部ポイントを利用して買ったもの。買い物上手だと思わない?


えっ、僕のふところ事情が気になるって?


いまは退職前のわずかながらの貯金と、2ヶ月前に治験ボランティアで得たお金を足して、あとはヤフーオークションの転売でお小遣い程度は稼いでいるから、贅沢はできないけれどそこまでお金には困っていないかな。


何を転売してるかっていうのは、企業秘密にしておいて。笑。

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