気分に関係なく下着は必要

朝食を済ませたら、台所に食器を戻し、テーブルを拭く。ついでにテレビのリモコンも台拭きできれいにする。リモコンのボタンの間に埃がたまるのが嫌なので。マグカップをすすいで水切りカゴに逆さに置いたら、階段をのぼって自室に戻る。日によっては二度寝をするところだけど、今日は目覚めも良かったし、着替えるためにスウェットを脱ぐ。


全身が映る大きい鏡に己の姿を写してみると、お腹はぽっこり膨らんでいるかと思いきや、肩や胸板は小学生のころのように薄いまま。


おまけに寝癖の立った頭髪はすっかり後退して、髪の毛だけみれば成人した子供がすでにふたりはいそうな貫禄をも醸し出している。子供と中年を足したようなグロテスクなルックスに、自分でもつい苦笑いをしてしまう。


時間っていうのは本当に残酷だなぁと思う反面、年をとるほど自分に期待することもなくなっていくから、若いころに思っていたよりかは、そういう自分を受け入れることができている......のかな?


パンツはユニクロのエアリズム(あのやたらテロテロ、テカテカしてるやつ。笑)。スウェット同様、こちらもウエストのゴムがやたらと丈夫で数年履いているにもかかわらず、未だに現役。お尻の部分の生地が薄くなってきているけれど、どうせ誰に見せるわけでもないし、穴が開くまでまだまだこれでいくつもり。


とはいえ清潔感にはこだわりたいから、下着は当然、毎日変えている。

というか、さいきんすっかりおしっこのキレが悪くなっちゃって、残尿がこぼれてズボンに染み込んでしまうというのが本当のところなんだけど。だから下着はカルバンクラインとかポールスミスとかじゃなくて、安くて丈夫なのが一番だという結論。


さ、あとは外行きの服を着て......でもその前に、「日課」を行わないと。

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