第10話 浦島太郎

「この玉手箱をお持ちください。けれど決して開けては」

 乙姫様の言葉を最後まで聞かず、浦島インコはガッとくわえてバーン!と玉手箱を叩き落しました。

「開いたらどうする!」

 乙姫様、怒る怒る。

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