第37話 ボタン。

 「うわあぁ~言っているそばから攻撃受けまくって、両腕に首もげちまったぞ。超合金使っているんじゃなかったのかよ」

 「超合金とはいえ、あくまでも地球製ですからね。三分なりとも侵略者の猛攻撃に耐えられただけでもマシなんじゃないでしょうか」

 「胸の波動砲も使えなくなっちまった。どうすりゃいいんだ?」

 「他国に支援要請を送ってはいかがでしょう。今ならミサイルを発射してくれるかもしれませんよ。なにせ要求されていた先制攻撃は実行したのですから」


 「そうしてくれ。にしてもほんとにこれで終わりなのか。使っていない機能がまだ残ってそうな気がするんだが、そういえばこのボタン押していなかったな」

 「総理、今もしかして赤いボタン押しました?」

 「押したけど、なんのボタンなんだ?」

 「自爆ボタンです」

 「にゃ、にゃに~?!」

 「もう、ですから説明書はきちんとお読みになるように言ってじゃないですか。赤いボタンについて知らなかったということは、青いボタンについても知らなかったんですよね」

 「知らねえよ!」

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