「稼げるライターになる方法」を、ちょっと真面目に書いてみます。

「カクヨム」のメインストリームは、“創作”だと思います。上位ランクの作家さんはもちろんのこと、星が少ない筆者の方の中にも「原石」があふれている昨今です。


ここでは「創作作家」ではなく、稼げるライター/商業ライターになる方法などを書いてみます。


今のWebサイトは「文字」「写真」が主要を占めていますが、今後はドンドンと高い訴求力を持つ「動画」が増えていくことでしょう。ライター商売は上がったり──と思っていたのですが、「動画」は“視聴覚、全部が必要”なことから、自分のタイムラインで読める「ネットニュース」なんかが勃興しています。


これは「60分のTV番組を全部見る時間は無いし、面倒。だから一瞬で視認できる文字で確認したい」というニーズがあるので、非常に増加しています。消費者からすれば、無料で時間を効率的に短縮できるわけです。


ただ今回のテーマは「稼げるライターになる方法」。「ネットニュース」なんてのは、“クリックしたら負け”で、「暇な自称ライター」が、自分の時間を時給50円くらいで切り売りして、さらに適当なことを垂れ流しているだけ──の話は、さて置きます。置いとく話の割には文字数多すぎですが。


「稼げるライター」の定義は、実際のところとても簡単。ようは「結果の出る文章(コピーライティング)を書くこと」──ただ、これだけなんです。


商業ライター/コピーライターにおける「結果」というのは、企業や多くの人に来て欲しいと考えている地方都市、テーマパークなどから依頼を受け「知名度UP」や「販売促進」を実現することです。


こうした「結果を出せる文章」が書けるようになり、実績を残せば「ぜひうちのことも、書いてください」と依頼が増加します。ちなみに、案件のほとんどが東京に集中しており、たとえば「地方都市をPRする広告」であっても、それを引き受けているのは、99%以上の確率で東京の広告代理店です。


こうした「結果を出せる文章」は、ネットニュースのように「嘘でも何でもいいから、クリックしてもらう」というPV稼ぎとは全く違うもの。「小手先のテクニック」ではなく、「本質的な書くチカラ」が求められます。


「それは、わかったけど、実績がない」という方も、いらっしゃると思います。そうした際の登竜門としては、企業とライターをつなぐ「ランサーズ」や「クラウドワークス」のようなサイトがあるので、全く実績がないという素人の方にはオススメです。


ほとんどの案件が「SEO対策などのために、安くで文章を調達したい」という企業側の要望に即したものになっていますが、最初は仕方がない。まずは「小さくてもいいので実績をつくるため」と割り切って、実績を残しましょう。


ちなみに、海外だと良質な記事を書くジャーナリストやコピーライターと企業をつなぐ「Contently」みたいなサービスがあるようですが、日本に無いのは残念です。


「実績」を残したら、あとはひたすらスキルを磨きながら、高い金額の案件に挑戦。徐々に文字数あたりの単価を上げていきましょう。


こうして突き進んでいくと。スキルアップするごとに、価格は上がっていきますので、とても面白くやりがいのある仕事です。


あ、ただし最後に。ドーンと落として終わりますが。

──どんなに頑張ってもリーマンショックみたいな不景気がきたら、一発アウトです(笑)


で。

ちなみに、今ここ。

コロナショックで案件が無くなるもしくは激減で、ほとんどのフリーランスはいっぱいいっぱいだと思います。


これを書いていたころは、超絶バブルの頃。上記のことが通用するのは、好景気局面だけで、不景気局面ではどんなにあがいても、一銭も本業では利益を出せないのが商業ライターの宿命だと思っておいた方が良いでしょう。


以上、作家を目指しているコピーライターの長い独り言でした。

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