妹の休日は長い

 ゲームをやり進めていたら、いつの間にかお昼が過ぎて三時のおやつになっていた。

「お。こんなじか~ん」

 私はコントローラーを投げ捨てて台所に引っ込む。

「たしか~。ここらへんに~。お兄ちゃんがおやつって~」

 取り出したのはシュークリーム。以前お兄ちゃんが買って来たものと同じものらしく、二人分ある。

「え~と……う~ん」

 どうしよっかな~。悩ましい。今食べるのはいいんだけど、もしかしたら夜に一緒に食べるかな~。お兄ちゃんは賞味期限に煩いから、生菓子とかは早めに食べるんだよね~。

「一緒に食べた方が嬉しいよね~」

 私が。

「よし」

 冷蔵庫にシュークリームは戻して、適当に玉子とか取り出す。

「チャーハンしよ~」

 これこうしてこうやれば簡単ウルトラC~。あっという間に黄金チャーハーン♪ が作れる気がする。

 ざっくりと工程を省いて余ったご飯でチャーハンを作る。

「お、ぱらぱらかね?」

 出来たのは見事なチャーハンだ。割りとできるもんだね~。

「これ食べたら~。またゲームしよ」

 晩御飯まで時間あるしね♪

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る