説明編

人間とは器用な生き物だ。他の生物には出来なかった高度な発展と繁栄を積み重ね、この種はどこまでも豊かになっていく。

不必要なものを投げ捨てる穴、指一つで火を噴く筒、足を使わず移動を可能にする鉄の塊、人と人を声でつなぐ箱――歴史が変わる節目にはどれも新たな「道具」が存在していた。今は「人と似た認識と判断をする人工の機械脳」。

このどれの裏にも、多くの失敗と犠牲があった。時には多くの資材を水に流し、時には人の命すら糧とした。その上で、人類は進化してきた。1が10を産み、10が100を産んで、「道具」という進化の象徴は、人類と共に歩んできた。

今日こんにちの世界における人工の脳――人工知能はまだ完全ではない。きっとこれから多くの失敗と犠牲を積み重ねていくのだろう。そしてそれが完成した時、人々は自分でできないこと、やりたくないことを全て機械に委ねるだろう。

人類は器用で、考えが豊かで、何より、愚かである。

その愚かさが、全ての良点を超えれば、人間は堕落し、退化する。

だがそれでも時は進んでいく、新たな文化と、変わりゆく人類を率いて…。


そして、永い、永い時間が流れた。

「人工生命の製造」

人工知能を完全に完成させた遠い未来の話。ついに人々は機械ではなく本物の脳を創ろうと考え始めた。

脳だけではない、全てが自分達人間を超えた完璧な「道具」、自分で考えつつも全ての命令を受け付ける万能な生命体、人々に更なる平和と進化を齎す「パーチェ」と名称づけられた人工の生物を創りだそうとしていた。

本来ならば命を創るなど禁忌。だがこの世界の人間は、昔誰かが予見したように堕落し、退化を始めてしまっていた。そうなれば禁忌も何も関係はない。自分が楽をし、ただ生きていければいいと考える人間は非情に多く、その実現のためなら、新たな命を道具として扱うことも厭わない。

楽をするために多大な苦をしている、などという考えはもう、浮かんですら来ないのだ。

新生物「パーチェ」の開発は順調に進んだ。

多くの人間の脳と、高めに高めた人工知能の技術を合わせ、そこに別の種の動物の因子や細胞などを巧みに混ぜ込むことによって、身体能力も人間を上回るものにした。

少ない犠牲、しかし多大な苦労、その狭間で生み出されようとしている命は、科学者の言葉を聞き入れる。

「これで、我々は、もう総てをこれに任せて、死ぬまで幸せに生きることができる」

その言葉が、パーチェを通して地球の意思に触れたか、それとも運命の悪戯か、人類は自分の作りだした「進化の象徴」によって、その総てを奪われることになるのだった。



――――


「助けて!助けてくれッ!あっ、あぁぁぁぁ!!」


響く警報の音と人々の悲鳴。喉元を掻っ切られた科学者の一人が、噴水のように血を吹いて壁を汚す。

衰えた体で必死に逃げる人、それを狩るようにゆらゆらと歩く人外の生命体。

その生物は人間のように二足歩行の二本腕、頭も当然1つ。しかしその腕と頭には、人間には無い鋭い爪と動物的な耳がある。

パーチェとは、人工的に作られた脳と身体に、強靭な肉体と運動能力を持つ動物の細胞を組み込んだ合成獣である。それ故に、反乱を起こせば、人類に勝ち目は殆どない。

人類側には銃や剣などの武器があるにもかかわらず、それを凌駕する身体能力によって、次々とその命の火を消されていく。


「いやぁぁぁぁぁぁぁ!」

「逃げろ!この建物から逃げきれば…!」


必死に、恐怖を孕んだ声で叫びながら走る。ただひたすらに駆ける。たった1匹の、それも自らが作りだした「物」に、ただ恐怖し逃げ出すこともできない人と言う生き物は、どう映っているのだろうか。


「やったぞ…逃げ切った…」


出遅れた科学者達を完全に捨て去り、たった一人研究所から脱出した科学者は、扉を固く閉ざし、更に駆けだす。

事実の隠ぺいは不可能、それでも命だけは助かった。これは科学につきものな「失敗」というやつだ、今の世間ならば罪にかけられても殺されはしない筈だ、そう考えていた。

だが、パーチェと言う生命体を逃したことで、既に法が人を裁くことはおろか、人が人を裁く事さえ間違いである世界へと変化してしまっているのだ。

彼等パーチェの生物としてのスペックはどれをとっても規格外。そうなるように作ったのだから当たり前だ。

研究所の薄い扉や隔壁など、容易く粉砕してしまう。

ついには1匹、1体と言わず、先行試作量産していた10体全てが、大地に放たれた。

空は無機質な色で、地面にまで機械や鉄が張り巡らされた、「間違った進化をしてしまった世界」の大地に。


それが始まり。

完成して間もない命が、その世界をどう感じたのか、それはわからない。

それでも、確かなことは一つ。

もう人は、人として当たり前の生き方ができなくなるということだけだ。



国1つがたった10体の生物群に落とされるなど、実際に見てもしばらくは信じられないだろう。

パーチェは落とした国を、自らの国として定めた。

もちろん誰も認めるはずはない。核を保有する国は、人が全て殺されたのならば構うまいと、それをパーチェの国に向けて発射した。流石に核融合の力には耐えきれなかったのか、偶然地下にいた4体以外は死滅してしまった。

まだ勝利を確信しきれない人間達は、人工知能によって動く殺戮兵器を開発し、敵国へ送り込んだ。

民の数4の国と、パーチェの危険性を知る国全てとの戦争。穏和な国も過激的な国も満場一致でのパーチェ殲滅作戦。それもパーチェの身体能力の前では無意味であった。

その上、パーチェは人間と同じような方法で繁殖が可能であることが判明した。新兵器開発中に、繁殖行動を行っていたのか、数年間の攻防の間に、確実に数が増えていた。

戦略兵器を使おうとも、人工の自動兵器を使っても、未だ衰えない優秀な人間の兵を使おうとも、全てが無駄に終わる。その事実に、人類は諦めを感じ、生きる力を失っていった。

長々と続いた数年間に渡る戦争。ほんの不祥事から発展した大戦争は、既に全世界に知れ渡り、隠ぺいしていた事実も何もかもが流れ、世界に不安の感情が満ちた時、パーチェは行動を開始する。

増えに増えた108人のパーチェが、一気に攻め入ってきた。今度は、人を殺さず限界まで無力化した上で国を乗っ取る行動を取り、世界は次々と彼等の手に落ちていった。

最後まで抵抗する国、集団自決を測った心の弱い民衆達、抵抗を止め、せめて殺されぬようにと、痛みを与えられないようにと、情けなく縋りつく人々、様々な形があった。多様な進化をしてきた人類は、敗北すると時も多様な反応や行動を見せた。

これが方向を違えた進化の末か、人という種は、自分達の業によって裁かれ、その営みを破壊される。

完全に地球と言う星がパーチェに飲み込まれ、初めて間違いに気付く。

あそこでああしていたらなどと言う後悔も、あの頃に戻りたいという念も、どこにも届くことはない。



人が地位を奪われた星、地球。

「パーチェ」と呼ばれる種族が治めるこの星には、人は奴隷として扱われ、パーチェはその上でカースト制度を構築する「貴族制」が主流となっていた。

前地球でも所々で敷かれた社会制度で、差別の色が濃く出ている。地位や階級などで、政治をしたり、土地を治めたりできる特権を持つ者が存在する。

上の者は下の者を従え、その下の者は、下の下である「人間」を道具のように使う。

この制度は定められたのは、最近の事であり、反発から反乱を起こすテロリストやレジスタンスが多く存在した。それも、一度敗北した人類の力では届かず、どれも即座鎮圧されては見せしめとして処刑されていた。

しかし流石に何度も反乱を起こされては、地球を再び秩序ある星にするには程遠い。そのため、パーチェのみが呼吸をすることができる特殊なガス「クォリタ」を作りだし、世界に放った。人間にも吸うことは可能だが、吸えば全身が腫れ上がり、数時間後には痙攣を起こして死に至るという症状を齎す完全なる毒素であった。パーチェは、このガスを放つと同時に、人々にある治療を施す。機械の身体による「クォリタ」への耐性保持だ。反乱を起こせば内臓、体外の一部に接続された機械の機能を停止するようにできている。

こうしてレジスタンスは次々に自然消滅し、テロも無くなり、人類に代わってパーチェが過ごしやすい世界へと変貌していった。


その事実が確定して、100年の月日が、また流れる…




―――――

社会は非情に安定している。一度は文化と言う概念を失った世界ではあったが、国と言うものがはっきり定まってからは、それぞれ違う風習や風景を作り上げていた。

皆、風変わりな衣服に身を包み、頭上に生えた多様な耳をピコピコと揺らしながら、前地球に主として君臨していた人間と同じような営みを送っている。

だが、


「貴様!平民の分際で侯爵である私にこのような粗相を…!」

「も、申し訳ございません!」

「ええい許さぬ!貴様は人間共と同じように奴隷として扱ってくれるわ!」


傲慢で自己中心的な貴族たちは、下の階級の者を常に見下し、細かい粗相も見逃さない。何かにつけて、理不尽な制裁を加えようとする。

この状況は、平民の青年が移動中の侯爵に、不注意でぶつかってしまったことから始まっている。


「人間と…!そ、それだけはご勘弁を!どうか!」

「ならぬ、ならぬ!貴様は、それだけの罪を犯したのだからな」


この世界において、人は奴隷かそれ以下の扱いを受ける。休みを与えられず延々と働かれたり、慰み者にされたりと、人として扱われることは殆どない。そういうことならば、どんな事をしてでも拒否したいだろう。それでも、貴族制によって高い地位を手に入れたものが、自己中心的な者であれば、どのような謝罪を以ってしてでも、回避することは不可能であろう。

助けはない、平民の青年は、髭を森のように盛った巨漢の侯爵に、引きずられるようにして連行される。人々は見てみぬふりをしながら、そろりとその場を離れるだけだ。


社会は安定している。それでも、歪が無いとは言いきれない。

完成された社会などというものは存在しない。

そしてその歪は内部だけではない。パーチェが人間を下に置いている限り、少なくはなっても消えないものがある。

反乱だ。

紅い空の影響によって不可能となったはずの反乱は、破滅しても、その種と知識を継続し続けた結果、身体の一部を挿げ替えている機械部分の、停止信号発信機を損傷なく外すことに成功し、可能となった。

勿論、レジスタンスの数など片手で数えるほどしかなく、その人数も同様程度だろう。

それでも諦めない人類にパーチェが平和の象徴の形成と、人類の鎮圧を目的に、「ジャライト」と総称される巨大人型駆動機械を作成した。

ジャライトにはパーチェの騎士階級の者が搭乗し、レジスタンスを鎮圧することで、見せしめにし、「ジャライトがある限り永久に平和である」と言う印象を民に植え付けた。

初めは人間を乗せていたが、同類を討てない心の弱さから、自縛特攻にしか使えないと判断され、案は没となった。

しかし、開発から数か月経ったある日のこと


「軍事基地に人間が侵入だと!?不可能だ、そんなこと!」

「ですが数十名…自爆テロの容量でしょうか、自らを爆弾として突入してきたようです」

「まさか、ジャライトを奪うつもりか!」


人間にも乗れる仕様にしたのが失策だったのか、1機だけでも奪って戦況を少しでも変えようと、ほぼ自暴自棄で起こしたレジスタンスの行動が成功してしまったのだ。


「これで…少しでも…俺たちに…勝利を」


死にもの狂いで、仲間を犠牲に何とかジャライトのコックピットまでたどり着いた1人の青年が、涙と共に息をのみながら、ジャライトを弄り始める。

コンピュータは人間が作っていた物と殆ど同じだが、操作方法は完全に未知数。それでもとパネルを操作し、動かし方を見つける。


「人間の操作方法…コネクトプラグ…これか、これを、肉体の機械部分に…」


コックピット内を見渡して、何かを接続できそうなコードを探しだし、それを掴む。数は数十本、青年の機械部分は肺。使用するならば身体にコードを突き刺すしかない。

考えていれば敵が来る。焦った青年は肺の部分に思い切り尖ったプラグコードを射し込む


「ガ…ッ、なんだ、これは、なんつう痛みだ」


目を開けていられないような痛みが全身に走る。

瞬間―――機体が接続を認証し、稼働を開始する。

たどり着いたパーチェの兵たちは、奪われたジャライトを出撃させないように、扉を完全に閉ざし、遠くから銃系統の武器を使って射撃をする。

激しく揺れる機体。だが倒れれば全てが無駄になり、ここで人類の反抗は終わってしまう。焦りからかそう考えた青年にあったのは勇気ではなく使命感。必ずやり遂げなければいけない、失敗と言う選択肢も道もない。

攻撃を受けつつも、無理やりジャライトの巨大な身体を動かし、機体という身でできる最大限の走りで、扉へと向かう。

そこからはもうがむしゃらだ。体当たりに、パンチ、難しいキックまで、とにかく脱出の術を考える前に動きで示した。

パーチェが自分を破壊するのが先か、自分がここから脱出するのが先か。


「うおおおおぉおぉぉぉぉ!」


何度も叩きに叩いた隔壁は、ついにズガンという限界を示す悲鳴を上げ、穴を空ける。爆発寸前の背中に、扉を破った後に来る、前方に構えていた敵兵からの射撃が突き刺さる。機体も限界が近かった。だが、もうこの道を進む以外残されていなかった青年は、穴をこじ開け、崩れそうになるジャライトの足で、走り抜ける。普段は浮遊用に使うバーニア付きのバックパーツは、もう使い物にならなかった。ならば駆ける。駆けて、駆けて、駆け抜けるまでだ。


「えっ?あれって」

「ジャライトっていうロボットだよね!」

「どうしたんだろう?また人間達が暴れてるのかな」


公園と呼べるような、簡易的な遊施設から、ボロボロなジャライトが走っている様子を見たパーチェの子供たちが、指を指して口々に言う。


「あれ?こっちにくるよ?」

「わぁ!すごい迫力だね!」

「飛ぶのかな?飛ぶのかな?」


期待に目を輝かせる子供たち。しかし中に乗っているのは人間で、そんな子供たちの期待どころか、足元にあるモノが何かすら分かっていないだろう。


「ねぇ…ちょっと」

「ま、待って、ちょっと危ないよ…」

「どんどん近寄って…キャアアアアア!」


爆風と共に、公園の遊具は吹き飛び、巨体が通り抜けた後には何も残っていなかった。赤い水たまりをその場に作る以外は。


「クソッ!カメラが表示されねぇ…!せめて機体のデータを博士・・に!」


機体を奪取できたものの、無事に帰れないと悟った青年は、機体データを吸いだすUSBメモリのようなものをコックピットのコネクターを探し出して挿入する。

その間機体は公園から街に入り込み、その走行によって破壊の限りを尽くしていた。


「なんであのロボットが!うわぁぁッ!」

「どこへ向かってるの!?」

「ま、街が…」


パーチェ達は顔を真っ青にしながら、街の崩壊を見ている。踏みつぶされた人、建物、全てがただただ破壊されている。


「機体データを…送信完了…。この声からするに、ここは街中か…、折角だ、俺らの上でデカい顔してたこいつらを…巻き込んでから死んでやらぁ」


ぐったりと座席の背もたれに寄りかかりながら、乾いた笑みを浮かべて、操作レバーから手を放す。もはや操作できる機関が限界なのか、機体はきっと暴走を続けて、最後は街中で大爆発を起こすだろう。それはきっと、レジスタンスが束になっても叶わなかった、パーチェの一斉処分になるだろう。

100年前のレジスタンスに、否、人類にできなかったことを、今こうしてできているという妄執に、もはや命を大量に奪っている感覚など無くなっていた。


「批難だ!あれは暴走している!」

「逃げるって、どこに!?」

「えぇい!ワシを先に逃がさんか平民共が!」


髭面の上流階級が、逃げ纏う平民たちに怒鳴りつける。こんな状況で聞く者など当然おらず、苛立ちを隠せない髭面は、意味もなく走り回っていた少年を殴り飛ばす。


「クソが!ワシさえ逃げていればこの街はまた復興できるのだ!ワシは、侯爵であるぞ!このエリアの総統と言っても゛ッ」


その叫び虚しく、後ろから迫っていた暴走したジャライトに反応できず、言葉を言いきる前に、身体を砕かれてしまった。

街は完全に壊滅状態に陥り、パーチェも、人間も、多くを巻き込んでの大被害となった。軍事基地が荒らされてしまったせいで、正常な機体も発進を足止めされていた。

人間による逆襲が、ある意味で成功しようとしていた。

だが、


「うおっ!なんだこの衝撃は!」


青年の乗る暴走ジャライトに、先ほどまで1度も受けなかったような衝撃が走る。身体が自然に反射し、再び操作レバーを握る。その瞬間


「ぐあっ!?なんだ、機体が倒れたのか!?う、動かねぇ」


機体が倒れる感覚と、それが的中したように背中が跳ねる感覚を身に受ける。

そして上から押さえつけられるような重量感が、機体の中からでも感じられ、コックピット部分をミシミシと圧迫している。

カメラを損傷している青年には見えていなかったが、生き残っていた民衆はその姿をしっかりと確認していた。


「あれは…」

「軍から鎮圧隊が出たの…?でもたった1機だけなんて」


それはもう一機の「ジャライト」。軍が足止めを喰らっている今、出撃できる機体はない筈だというのに、平和の象徴は、本来の不気味ながらも綺麗な姿で、暴徒を押さえている。


「クソっ!動け、動け゛ッ…}


断末魔すら上げる暇なく、押さえつけていた機体から振り下ろされた長いナイフがコックピットを貫いていた。

暴走機は爆発をすることなく、動きを停止した。

救世主のように現れた機体は、軍事基地ではなく、別の街から来たと表現するように、街の外側に方向を向ける。


「待て!貴様、どこの軍の機兵だ!降りろ!」


1人の兵士が呼び止める。しかしそのジャライトから誰かが降りることはなかった。ただ一言、フリー回線による言葉を残して。


「私はオストレリアエリア軍所属、ミナヅキです」


その声を聞いた瞬間、軍の兵が驚愕に顔を歪める。


「オストレリアエリアのミナヅキ…貴様は、まさか!」

「お察しの通りです。そう、私は―――」


―――人間です。

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