第57☆作家への近道

 学問の道に近道はない。

 しかし、作家になるには様々な道があり、最先端の道がある。

 それは様々な娯楽作品に触れ、真剣に遊びまくることだ。

 小中学生には経済的に難しいであろう。親が必ずしも買い与えてくれる、映画を見せてくれるとは限らないからだ。


 わたくしの場合はそうだった。だから自分で働いて、お金をためて、ゲーム機も漫画もDVDもCDも実用書、辞書、辞典、その他、すべてまかなっている。

 こういう時に、自分は努力しさえすればなんにでもなれるわけでないことを思い知る。

 しかし、努力は無駄にならない。十年後二十年後にやっと作家デビューしたとしても、今頑張らなければ続かないだろうし、過去に詳しくなければ、今から取り戻すしかない。

 その点、ディアゴスティーネは助かるし、漫画アニメで過去作品に触れることができるので大助かりだ。

 レンタル漫画もあり、漫画喫茶もあり、ネット小説、漫画イラストサイトがいっぱい!

 非常にうれしい。


 作家になるのは正直オタクだろうとは思っているが、実はわたくしはオタクではない。オタク未満のかわいそうなくらい貧乏な身の上である。オタクは金持ちすぎる。だが、オタクの友人がいて、漫画を借りて読んでいた時期もあり、准オタクと言えないこともない。全然くわしくないけれどね。


 真剣に創作者を目指すなら、まずアニメはクレジットをチェックするべきだし、プロへの一歩はそこからだ。

 漫画や小説は後ろから読む。初版発行の年月日を確認するのだ。何故だかはわかる人にしかわからない。しかしプロになる人にはわかっていることだ。不親切だが、わたくしはこの原則をよく忘れる。だから、偉そうに説明できない。

 そしてラノベ志望ならラノベの最新刊を買い、触れておくことが重要だ。


 一方映画は名作より迷作を観たほうが、ためになる。

「どうして?」「なぜ?」「なんのために?」「だれが?」「そうしたのか」をちゃんとチェックして、どこがまずかったのかを検証するいい反面教師なのだ。

 ラノベ志望者はスティーブン・キングとB級映画をたしなむとよい。


 と、いうよりも、それらの文化に触れてきて、自分で作るようになってしまった人が、ラノベ作家になるのだ。


 結論が出たところで終わります。

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