第56☆自分の努力を過小評価しないこと
作家になろうという人は、他の作家の本を丸写ししたり、文体の癖を分析するとよい、と言われ続けている。
わたくしもそれをやった。
どこかで、自分の文体を成り立たせるには一人の作家ではなく、三人(以上?)の文体を研究しろと明かしてくれた人がカクヨムにいた気がする。
残念ながら、わたくしは小説家は二人。ただし漫画はいくつもノベライズした。
これで身に着いたのは、余計なまわりくどい表現を避ける。
少女の目線に立つ。
物語の構成を盗む。
と、言うことである。
正直パクってしまったことがある。なぜなら、本を書き写すその時、キャラクターがわが物のように動き出すのを感じ、そのままの設定で書いてしまった。二次創作に近いが、漫画の要素も含まれていたため、習作ということになる。
さて、二次創作をする人は、オリジナルが書けなくなる、という情報を耳にしたことはないだろうか? わたくしはある。なので二度とパクリはしない。リメイクはするけれども。はっきり言ってわたくしは4ページもしくは30枚にわたる文章を一枚に要約する、リメイクの達人なのだ。
こういう才能を、大学のエッセイに生かせばよかったのだが、そのころ物語とは無縁であった。わたくしが作家を目指したのは25歳の時である。
当たり前のように誰もがしている努力を、過小評価してはいけない。
努力は苦痛であり、嫌なことをするから努力なのである、と講師は言っていた。
だから、自分はまだまだ。と凹む必要はない。
そのままの努力を、嫌であろうがつらかろうが、ありのままの結果につなげるのだ。
それが先決だ。
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