第18話:「ねねさん、力説する」の巻
(ねねさんからの降って湧いたようなR18提案に、目を白黒させるまささんなのでありました)
「……あのですね、ねねさん。いま自分が何言ってるのかわかってます?」
「わかてますよ。わたし、まささんとえちしたいです」
「それこそが、わかっていない何よりの証拠なのでは?」
「なぜですか?」
「いや、なぜって……ふつーですね、出会って二度目のデートのカップルがすぐさまそういう関係になるってのは、少し異常な流れなんじゃないですか? 男女の関係ってのは、もっと慎重にお互いを理解してからのものにすべきかと──」
「まささん」
「はい?」
「まささんはアホですか?」
「はいッ!?」
「まささん。オトコとオンナの関係は、えちがゴールじゃないですよ!」
「……はい???」
「オトコとオンナは、えちすれば終わりじゃないです! オトコとオンナは、えちすること目的に付き合うわけじゃないです! オトコとオンナ、大事なのは、お互いしっくりいきながら、一緒の人生歩いてくことです。そのことから比べたら、えちすることなんて人生の通過点にもならないですよ。だいたい、わたしとまささん、これから五十年経たら、えちしようなんて思わないです。そうじゃないですか?」
「お……おう」
「そもそもですね、
わたし思うんですけど、
だから、わたし回りくどいこと言わないです! まささん、わたしのこと嫌いですか? わたしのこと、えちしたくない女だと思てますか!? あーッ、もう! まどろこしいね! おにさん、生中追加ッッッ!!!」
「い、いや、その、なんというか……今回はそういうことじゃなくってですね……」
「まささんッ! あなたのそーいうの、『ゆーじゅーふだん』てゆーですよ! 男の人がそんなだから、
「(心の声:せ、正論だ! 正論に聞こえてしまう!)」
酔っ払いの熱弁に、思わず圧倒されるまささんなのでありま
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