MissGirl 3

 せっかく、氷高裕美の殺害の後押しをしてもらおうと思ったのに。

 まあいい。

 世の中、死ぬことよりもよっぽど辛くさせる方法はあるからね。殺してしまったら、そこで全てが終わりになってしまう。まあ、私の自殺をネタに悠子ちゃんを脅迫しているから、あの女を殺し、これまでにしてきたことを世間に暴露してバッシングを浴びせるのも一つの手だけれど。

 悠子ちゃんは何か……策を考えているようね。誰かに電話をかけている。

 そして、藍沢直人と原田絢……どっちも、押しに弱いのか、優しいのか……相手の思いを受け入れてイチャイチャしちゃうなんて。おかげで、私が悠子ちゃんとしたときのことを思い出しちゃったじゃない。

 幽霊になっても、快楽って感じることができるのね。それだけ、悠子ちゃんのことが今も好きなんだろうなぁ。そうだよね、そうじゃなかったらあの子達の体を入れ替えることなんてしなかっただろうし。


「まあ、期待しているわ」


 とりあえず、今は生きている人間に任せることにしましょう。

 でも、上手くいかなかったり、あの女が無粋な態度を取ったりしたときには……遠慮なくあの女に絶望を味わわせて殺すわ。

 何にせよ、悠子ちゃんを脅迫しておいていい気にならないことね。しっぺ返しが来ることを教えてあげなきゃ。とっても痛い方法でね。

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