きっといつか



傷つくぐらいなら 閉じこもってしまおうか


矢面に立つぐらいなら 目を閉じてしまおうか



固く閉じた扉越しに 君は今日も声をかける


僕はそれにうなずきすらも 出来ずに今日も耳塞ぐ


それを知らずに君はいつも ありもしない「幸せ」を語る



傷つくぐらいなら 閉じこもってしまおうか


矢面に立つぐらいなら 目を閉じてしまおうか



「そうだね。それもいいね」




「でも」



傷つく事から逃げていたら 愛されることも知らぬまま


矢面に立つ事から目を背けたら 味方をもつことも知らぬまま


この世界という檻の中で これ以上どこに逃げるんだい



耳を塞ぐのも時にはいいさ でもいつもそれじゃあ疲れるよ


音を全部拒絶したら 何の音も出せなくなるよ



君が いつかきっとこの扉から出てきてくれると信じてる


でもぼくにも限界があるのさ




言葉できみを癒せぬのなら 直接抱きしめに行ってしまおうか


きみの敵が何万人といるのなら ぼくがきみの手を握ろうか




きっといつかそんな時が




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