その音にさよならを
ちらばる音を集めては
ガラス瓶に閉じ込めた
あんなに綺麗だったのに
いまじゃあ もう 何にも見えん
もう 夜はあけたのに
わたしはまだ毛布の中
あったかくて やわらっかい
やさしいここから でたくない
ガラス瓶のふた開けて
こぼれる音を ただみてた
ふと気がついた その音は
かつて「愛」と呼んだもの
毛布の中で夢を見て
気付いていない ふりをした
ガラス瓶をくれたのは
その音を その「愛」をくれたのは
他でもない君だってことを
君がもういないなんてことを
とっくの昔に
知ってたよ
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