171~175

171話

(お題:『白んだ空が僕の心を侵食する 』)

#twnovel

白んだ空が僕の心を侵食する。あぁ、また『今日』が来てしまった。あと何度、この絶望を味わえば終わるのだろう。誰か、こたえて。「あなたって子は…本当に寝坊助ねぇ。もう、起きなさい!」わかってるよ、母さん。


172話

#twnovel #10分の1ツイノベ

ありふれた今日は特別な1日。


173話

(お題:『ここにいたら』)

#twnovel

貴方がここにいたら、どうしてこんなものを書いているんだい?って、微笑んでいたことでしょうね。でもね、私の事、なかなか馬鹿にできないでしょ。だって、このノートが役に立っているという事は。「おじいちゃん、それなあに?」「これは…ばあさんからのラブレターじゃよ」


174話

(お題:[夕暮れ時]の[ゲームセンター]で『猫』、『滝』を使ったツイノベ)

#twnovel

「滝の裏側にボスがいたなんてなぁ」「あいつ強すぎだろ!何回コンテニューしたんだか…」ゲームセンターを出ると、すっかり秋の夕暮れ時で。遠くで猫の鳴き声がした。見慣れた町並みが、橙色に染まる。来年の今頃は、皆ここにはいないんだよな。地元で、郷愁にかられる、なんて。


175話

(お題:『流行』『螺旋』『液晶』)

#twnovel

「人気の個展があるから一緒に行こうよ!」流行に疎い僕だったが、友人が熱心に誘うものだから同行する事にした。空いているであろう曜日と時間帯を選んで、少しの待ち時間の後に入った空間。そこには、地下へ続く螺旋階段があった。訝しみながらも、友人と共に階段を下って行く。

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