061〜065
061話
(お題:文中に「鮮やか」を入れて【感謝】をイメージしたツイノベ)
#twnovel
一瞬にして、世界は牙を剥いた。日常は、全て、当たり前ではなかったのだ。僕は痛感した。退屈と感じていた日々が、今は恋しい。壊れた僕の世界は、少しずつなおってゆく。あぁ、世界とは、こんなにも鮮やかだったのか。暖かな日差しさえ、ありがたい。
062話
(お題:「優しい貴方へ」)
#twnovel
わたし、これからどうやって生きていくんだろう。あまりに困難が多すぎて、まるで他人事のようにホノカは考えていた。「そんな顔するな、大丈夫だ」くしゃり、と頭を撫でられた。「ここで、みんなと一緒に暮らせばいい」「っ…!」迷惑かけて、ごめん。でも。「ありがとう」
063話
(お題:「優しい貴方へ」)
#twnovel
優しい貴方へ
お元気ですか?こちらは皆、なんとか元気にやっています。今回のことで、優しい貴方が心を痛めていないか心配です。
どうか、貴方は貴方の日常を過ごしてください。
不必要に、貴方たちの日常を奪うことを、私たちは望んでいないのだから。
064話
(お題:「指」「机」)
#twnovel
あなたが次に出会うのは、どんな子かな。イタズラ好きでわんぱくな男の子?それとも、可愛いものが好きで控えめな女の子?どんな子でも、あなたを大事にしてくれるといいね。私は、もう、ここを卒業しちゃうけど。きっと、大丈夫だよ。「さようなら」机から、そっと指を離した。
065話
(お題:「めんどくさいひとたち」)
#twnovel
めんどくさい人たちが多くなる季節になった。「次の教室まで一緒に行かない?」「お手洗い行くの?私も行くよ」「帰り道、途中まで同じだね。一緒に帰らない?」なんで。そんなに群れたがるの。これだから春は好きになれない。独りは、私も嫌だけど。お願い、私を一人にして。
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