第44話 朗読修行

 もの書き修行の一環として朗読をツイキャスで始めたことは先日「読む読む修行」エッセイにも書きました。

 朗読指導を仰ぐ知人のプロのアナウンサー・司会者には、「録画(録音)したものを何度も聞き返して修行せよ」と厳命されているので、昨日今日と自身の朗読を聞いてみました。


 いやあ、いやですね(笑)

 慣れるものなんでしょうか(笑)

 人前で話す仕事に従事していたので、若かりし頃の修行時代には同じようにして学んだ経験はありますが、朗読はまだ慣れ無い分余計に恥ずかしいです。しかもアラばかり目立って、気になって仕方ないです。

 なんでもっと坦々*と読めないかなあ~、声の抑揚があり過ぎて小さくなった時に聴きずらいなあとか、自分へのダメ出しがとめどなく溢れます。ふう、参りますね。

*「たんたんと」には「坦々」と「淡々」の2種があり、ここで私の意図するものは坦々が近いと思いそう表記しましたが、もし思い違い等ありましたらご指摘下さい。*


 それでも、秋の夜長のひと時のBGMとして聞きに来て下さったり、励ましのコメントを下さる温かい皆様のエールに励まされて、なんとか続けております。


 読むことで得ることは多々ありますが、朗読に関しては特に「分かったつもりになっていたけれど全然分かってなかったことに気付ける」が一番だと思っています。

 黙読ではなんの気なしに読み飛ばしてしまう箇所でも、実際に朗読してみるとつっかえたり嘘読みしてしまったりと、些細なところで引っ掛かります。

 文豪と言われる作家たちのこなれた文章でさえそうなのだから、我が文章は謂わんやをや、です。


 秋の夜長の朗読を、今日も楽しもうと思います。

 毎晩21時からツイキャスで朗読しておりますので、もしよろしければお立ち寄りください。修行のため、毎回録画もしているので、お耳汚しではございますが、ご関心あればどうぞ。昨夜の『鼻』のURLを貼っておきます。

 http://twitcasting.tv/happyendwriter/movie/317350586

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る