第40話 良書音読修行の理由と経過報告(追記あり)

「書くだけでなく読む修行も大切」「良書・プロの作品を読め」「音読は大事」と先日、前話でもご紹介した久保田弥代氏に教わりました。

 それ以前にも、芳賀概夢氏に同じアドバイスを頂いていたので、思い立ったが吉日とばかりに9月15日から読む読む修行を開始し新たにエッセイまで始めてしまいました。


『お気楽読む読む修行帳』

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054881747282


 個人的な備忘録みたいなものですが、応援のハートボタンを押してくださる読者さんに背中を押され、御蔭で日々ほくほくと楽しみながら、取りあえず三日坊主の境目は本日無事に通過することができました。応援下さった皆さん、有難うございました。


 読む修行の成果のほどは目標500冊に近付いてからと思いますが、わずか三日でも自分なりに気付いたことがあります。


 まず、良書・プロの作品を読む、という点はとても意味があると思いました。

 プロという点では、商業出版のプロセスを経て世に送られただけあって、やはり完成度が違います。

 カクヨムの作品を否定・批判するつもりは毛頭ありませんが、自作をコピペで簡単にアップできる投稿サイトととは、世に出るまでの経過があまりに異なるので、違いが出るのは必然です。


*追記:久保田氏より、「良書であること」の念押しが入りました。有難うございます~。

 何を以て良書とするか、の定義は別の機会に譲るとして、ここは心して「良書を選び抜いて500冊」を大前提としておりますことを明記致します*


「プロ作品」として久保田氏の2作と、本日『あん』ドリアン助川氏のを黙読した時も、それぞれ1万字ずつを音読した時も、ほとんど引っ掛かる箇所はありませんでした。

 プロなら当たり前、なのでしょう。

 そしてそれが自作でも当たり前になるためにはどうしたらよいのか、と思った次第です。


 対岸に辿り着くには広くて深い川を渡らなければなりません。いま私はやっとその川に掛ける橋の土台の石を積み始めたばかりです。

 果てしなく遠い道のりだとしても、いまはワクワクする気持ちを大切にしたいと思います。(#^^#)


 また、黙読ではなく音読に拘る理由も、実際にやってみて分かりました。

 黙読の方が読むスピードは格段に速くなりますが、音読してみると、如何にいい加減にこれまで読んでいたかを思い知らされます。

 分かったつもり、読んだつもりになっていただけで、実際に目と心と一緒になって作品を追っていたかと言うと違う。それに気付けました。


 漢字や熟語も、実際に音読すると意外に読めず、意味もきちんと分かってなくて調べる必要が出ます。それによって改めて、作者がなぜそれを選んで作品に登場させているかを考える機会にもなります。


 音読することで、文章や会話のリズム感を体感できます。

 日頃、つい頭で考えるだけで済ませがちな創作も、全身の力を引っ張り出して進めることができるようになれば、それはとても大きな武器になるだろうと思いました。


 さて、わずか三日間の修行でどこまでの成果が出たのかは、神のみぞ知るですが、少なくとも上記のようなことに気付けたのは、私なりの収穫です。


 そして、実際に自分の「書く」の向上にそれがどこまで貢献しているかは、今夜アップの連載『青春の大空』第12話「先輩の告白」にてご覧頂けたらと思います。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054881560984/episodes/1177354054881734399


 えへへ、たまには宣伝です。だって、拙宅はエッセイはご訪問頂いても小説は全然なので~、すいません。まだ力不足でなかなか読んで頂けないのは承知しておりますが、気が向いたらどうぞ足を運んでみて下さい。

 音読修行開始前に書き上げてあった原稿を、つい先ほどまで、音読しながら推敲しています。まだ改善の余地多々ありと思いますが、どうかご愛顧のほどお願い申し上げますm(__)m

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