第15話 カクヨムで出逢う楽しみー実はカルテットだった!
前話で、素晴らしき文才のお三方:六月菜摘さま、夏野鈴生さま、佳麓冬舞さま をご紹介させて頂きましたが、そのおひとりから、実はトリオでなくてカルテットなんです、と教わり早速お邪魔してきたのでご紹介します。
凍村 冬子さま
https://kakuyomu.jp/users/chilly_hacca
数作品をアップされている内の第1話をクリックした途端に わあ、ほんとにすごい、と思わず声を出してしまいました。
選び抜かれた言葉の一つ一つに色彩が見えるかのごとく、きらきらと輝いていて自然界の息遣いまで聞こえてくるような文章で物語が始まります。
うわ、どうしよ~ が正直な第一声でした。
生半可な気持ちでここに足を踏み入れてはいけなかった、と猛反省して、一旦 立ち上がって水を飲みに行って、心鎮めてから出直しました、いや、ほんとです。
現在掲載されているのはファンタジーとその他のジャンルの御作品ですが、どのジャンルよりも斜め上を行くというか、新たな凍村さまジャンルがあってもいいんじゃないかと思えるくらい、とても濃くて不思議な味わい深い世界でした。
以前からかなりの怖がりでホラーとSFは読めないと公言している私には、ちょっとドキドキな展開もありましたが、根底にある「存在」への温かい眼差しに救われた気がします。
読後感はなんとも言えず、大人な世界に思わず足を踏み入れちゃった小学生のような気分です。 もっともっといろんな作品を読んで、読解力や味わいを受け取る力を養いたいと心から思いました。
そして本日のタイトルですが、こんな風に、思いがけずトンデモナイ文才の皆さんにクリックひとつで会いに行けてしまうのが、
たぶん、普通の書店だったら、私は絶対にこちらの書庫には足を踏み入れていない。最初から、自分には無理、分からないと二の足を踏んでしまっていたでしょう。
けれども、ある日ふと カクヨムを散歩している中で六月さんや夏野さんの奥深い文学世界のレビューに目を留め、佳麓さんと凍村さんの作品とそれを巡るこの御4方(カルテット)のレビュー書簡に出逢ってしまった。
このカルテットの凄いところは、それぞれの作品が素晴らしいのはもちろんのこと、互いの作品へのレビューのやり取り、その上さらに近況報告でも交わされる書簡の見事さと奥深さです。その内容だけで文学作品の「巨匠対談」みたいな雰囲気が漂ってきます。
どうぞ一度 お邪魔して観て下さい。
そこはもう、なんというか、「これって言葉の魔法使いたちの部活動じゃないの?」と呟きたくなる情景です。
偶然にも このカルテットの皆さんはお名前に全部 季節の彩りが込められていて、そんなところも魔法使いだ~と叫びたくなります。
きっと今夜もまた 魔法の箒(筆)を手にワルプルギスの山頂で焚火を囲んで文学談義をされているに違いない~笑
(元ネタの分かる方、いらしたら嬉しいです!)
加えて、このカルテットの皆さんは、作品へのレビューにとんでもなく素晴らしいお返事を下さるのです。
私はこれまで30以上のレビューをしてきましたが、こんなにも心揺さぶられるような、まるでラブレターのようなお返事を頂くことは初めてで、それにも仰天し嬉し涙に暮れました。
たかが感想、されど感想、想いを込めて書いて良かったと心から思えました。
優れた書き手は、読み手をここまで大切にできるものなのだ、と教えてくれたカルテットの皆様、有難うございました。
そして宜しければ、こちらにご来場の皆さんも、ぜひ魔法の粉の御裾分けにお立ちよりにしてみてくださいね。
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