第3話 ご紹介御礼&主催者視点に立つと見えてくるもの
おはようございます。
朝起きてマイページを観て、びっくりぽんです!
なんと、大ファンのあきのたけ様の素敵エッセイ
「たけのこ閑話 Shake It Off」
『ちょっと個人的な応援』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054880381118/episodes/1177354054880833555
にて 拙エッセイの門出を応援して下さってるではないですか!
うひゃ~! うひゃひゃ! うひゃひゃひゃひゃ~!!!
あら、お見苦しい姿をすみませぬ、嬉し過ぎて壊れそうです!(^^)!
あきのたけ様の寛大で懐深いご慈悲に心から感謝しております。有難うございました。
「気楽に好きなことを書いているだけで、素直な気持ちは伝わります。
素直な気持ちって、リアルじゃなかなか出てこないから、読んでいる人の心を和なごませる効果があるのかな? と、最近思ってます。」(上述、あきのたけ様エッセイより抜粋引用)
うう、最高の褒め言葉です~♪
そして日々、あきのたけ様のエッセイに和まされている一人としても、改めてお礼を申し上げます。有難うございます。
拙エッセイ読者の皆さまにおかれましては、既にお気づきかもしれませんが、私は半世紀近くの人生はずーーっと「ばか」が付くほど正直者で嘘が付けない&下手くそです。
それで仕事でもプライベートでも損することは山ほどありますが、得することだってもちろんあります。もしかすると、そんな馬鹿正直なところがエッセイから伝わっているとしたら、これはもう「得々市場」ですね、感謝です。
そして、そんな素直な気持ちでタイトルの後半について書いてみようと思うのですが、しかし、あくまで勝手な個人的な意見としてお読みくださいね。
実は私、これまで本業の方で何度か「コンテスト」あるいは「〇〇大賞」と名の付くものの選考に関わったことがございます。
拙創作の『潮風に包まれて』でゲームヒロインのコンテストを綴っているのは、実はそんな経験も踏まえてのことです。
と言っても、本業は全然クリエイティブ系ではないので、小説とか全然無関係ですよ~。
具体的には、選考の事務局内での事務作業と広報、通訳、その他雑務全部(!)要はなんでも係でした。 それゆえに、選考委員を選ぶ段階以前の、企画書作るところから関わっていたので、裏事情というか、主催者はこう考えてる、みたいのは多少は見える気がします。
コンテストの応募要項を見直したらラノベの角川レーベルしかないと嘆いておられるエッセイをいくつか拝見しましたが、(私も前回エッセイで一度考察しております)主催者の視点に立つと、どうでしょうね。
確かに自分たちのレーベルに合ったものを読む&選ぶ、は当然あるとは思いますが、それだけではないだろう、と私は踏んでいます。
なぜなら、それなら最初から「ラノベ大賞」とかの名称で「ターゲットを絞って」(ここ結構重要ポイントです)開催するんじゃないかと。いやもちろん、経費削減もあって、全レーベルで一緒にやっちゃおう、WEBで費用折半でどうよ、みたいなのもあるかもしれませんが。
これもどなたかが書いておられましたが、昨今はラノベでデビューするWEB作家さんもとても増えている、けれども一作で終わり、編集から切られる方も多いと。
それを編集側から見ると、「一作じゃなくてどんどん売れる作家を発掘したい」になりますよね。彼らだって、限られた資源と労力で最大限の成果を上げないと食っていけないわけですから、あちこち発掘するより、これと思う作家を一人見つけて売りたいと思うのは自然な流れと思います。
そして、本当に力のある書き手を発掘しようとしたら、どんなふうに選考したらいいか、というのが主催者の視点かな、と。
つまり、最初に「企画意図」「発掘したい作家像」があって、その上で選考の方法を考える、という順序になるだろうと。
となると、読者選考を第一次足切りに用いたのは、やはり「読まれる書き手を発掘」が目途にあるだろうと思うのです。
まあ、あの中間発表の順位の算定基準も謎ですし、ランキングも謎でしたが、恐らく、そこにもこの意図が絡んでいると推測されます。
なので、既に名のある方々が別サイトから大量のファンを動員して☆やアクセスを稼いで上位に挙がった、を苦々しく思う方もあるようですが、それはそれで営業力の勝利と考えると、「売りたい角川」としては、ありかもしれない。
けれども、無料だから好きなだけ読む、というWEB読者が、『どこまで実際に出版された書籍を買って読むか』、はまだ不安定要素があり過ぎな気もします。
ゆえに、読者選考で上位でも、必ずしも受賞にならない可能性も、十分にあります。
これはコンテストであって、「読者大賞」ではないから。 まあそんなタイトルの賞を増設しても良いんじゃない?なんて、いまごろ 企画調整会議とかで誰か発言している気もしますけどね、笑
なお、誰を選考委員に選ぶか、っていうのも実は結構なポイントだったりします。
暇な奴に適当に安く頼んでしまうコンテストとかもありますけど、今回の場合は、少なくとも下読みは読者選考で終わってるので、結構ちゃんとした人も読むんじゃないかなと踏んでます。
ジャンル分けについても、もしラノベだけを発掘する気なら、現代ドラマとか現代アクションとか、作るだろうか?
これについても様々なご意見があるようですが、これは「ラノベのレーベルじゃなくて角川の映画やドラマ作成用じゃないか?」との見方に頷くと同時に、やはり、ラノベ以外の発掘も十分に視野に入れてると思うのです。
「なろう」が50代以降をターゲットにしたサイトを計画中という記事を読みましたが、これからどんどんリタイアするこの世代は、実は金も暇もあり、本を読む習慣はいまの30代以下よりずっとずっとあります。
昔は小学校でも教科書の暗唱(『平家物語』とか『枕草子』の冒頭なら未だに言えますよ・笑)とか、普通にありましたし、読書習慣を付けるのに一生懸命な先生もご家庭もたくさんありました。 まだ電子書籍に慣れていないのが玉に瑕ですが、そんなものはあっという間に解消されるだろうと思います。退職記念にiPad買う人とかたくさんいますしね。断捨離ブームで本は捨てる、でも読みたい、となれば電子書籍ですよね~。
いま、本が売れない時代に、この世代をターゲットにしないはずがない。
だとしたら、いまのラノベ作家だけではだめだ、もっとこの世代に「読ませる作家」を見つけなければ、てな流れもありじゃないかと思うのですが、いかがでしょうか。
誤解の無いように申し上げますが、いまのラノベ作家がだめなんて私自身は全然思っていません。 要は育て方、広報の仕方次第ではないかと。
人はラベルを一旦 貼ってしまうとなかなか剥がしてもらえないので、ラノベでデビューしてそれがずっと経歴のトップにあげられちゃうと、他のジャンルの読者が全然手に取ってくれない、はありがちですよね。そこら辺の営業戦略もかなり大事なのかなと思います。
そして、本当に力のある人は、ジャンルが何であろうとも、必ず多くの読者を惹き付けます。
昔、まだいまのように18禁とかの制限など無かった時代に、その手の大人な小説を週刊誌に連載しておられ、今ではそのジャンルで巨匠のひとりと称される方は、実は純文学のご出身で、若くしてご結婚&子宝に恵まれたゆえに、ある編集者に勧められ、喰うために始めたところ、大評判になりいまに至る、と。
ある予備校の国語の有名講師が、男子学生たちに向かって「あんな、ただの文字の羅列になぜそんなに興奮するのか、考えたことあるか?」と問いました。
「そりゃ、中味だろ」とみなが答える中、講師曰く、「みんなやること一緒なのに、えれー興奮するのと、全然なのとあるだろ? それが文才ってやつなんだ。 ただ鼻息荒くするだけじゃなくて、そこんとこちゃんと考えて読めよ!」て。
無茶苦茶なコメントですが、妙に頷いたのを覚えています。
とまあ、あまりに脱線したので、この辺で留めますが、何をお伝えしたいかと言うと、みなさん、まだ諦めるのは早いですよ、てことです。
人生はまだまだ先がある、だからいまのジャンルに拘らずに、好きなように好きなことを書き続けると、明るい未来に繋がるかもしれませんよ、てことでした。
今日のエッセイは全然 和みませんでした? すみません~ 修行します~
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