「さて、最後に性格が『明るい』か、それとも『暗い』かによって、服装にどんな違いが生まれるか、なんだけれど……ここでは、服装の『色』を設定していくよ。

　『明るい』性格のキャラは、身に着ける服装の色も『明るい』……ピンクや赤、オレンジなどの『暖色』と呼ばれる色や、白などのはっきりと明るい色を、描写に取り入れてみよう。

　反対に、『暗い』性格のキャラは、服装の色も『暗く』してみて。黒の他、青みたいな『寒色』もこちらに分類されるかな。また、グレーは、どちらの性格にも有効活用できる中間色として、とても重宝するよ。

　でも、この項目については、慣れるまではあまり気にしなくて構わない。「ピンクを着せて女の子らしさを演出させたい時」や、「白いシャツで清潔感を出したい時」など、本当に描写が必要な時にだけ使うようにしてみてね」

＊　＊　＊

「ここまでの解説はどうだったかな？　そもそも女の子がどんな服を着ているかわからない人のための説明だから、キャラクターの属性からフローチャートを辿るように構成してみたんだけど、「自分はこう思う」「説明のようには思わない」という人も、たくさんいると思うんだ。

　僕は、自分の解説が完全に正しいものだとは思わない。だから、なにも分からない人は今までに挙げた例をなぞればいいし、既に考えのまとまっている人に対しては、ほんの少しでも参考になる部分があればいいな、と思っているよ。

　よむ夫くんはどうだい？　……「わからないということしかわからない」？

　うんうん、最初はそれでいいんだよ。物語を書いていくうちに、自分のこだわりや演出ができていくと思うからね。そうしたら、僕の解説したことなんて忘れてしまえばいいのさ。

　それじゃ、次は最初に選ぶボトムスが『ショートパンツ、キュロットスカート』『パンツ』だった場合の解説をしていくよ。一部、ここまでの説明と内容の重複があるから、解説を省略する部分もあると思うけれど、またよろしくね」

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