第10話 『スカート』の場合~『かっこいい』キャラは?

「さて、次は『かっこいい』属性のキャラについて、解説していこうか」


3.『かっこいい』×『おとなしい』

「この属性の組み合わせで生まれるキャラは、多くの場合、クールな性格になるんじゃないかな。

 その場合、スカートは『膝上丈』の『タイト』なデザインのものや、『レザー』素材のロングスカートが候補に挙がる。他には、前にも説明したようにパンクファッションを取り入れて『プリーツ』の『ミニ』スカートを履かせるのもいいよ。


 合わせるトップスは『シャツ(襟が四角いもの)』や『シンプルorデザイン性の高いカットソー』や『Tシャツ』『パーカー』『タンクトップ』『キャミソール』『タートルネックのニット』など。

 『かわいい』属性の『大人しい』キャラはスカートの丈を長くしていたけれど、『かっこいい』属性のキャラはアウターの丈を長くしてみると、それらしい雰囲気が演出できるように思うんだ。例えば、『ロングカーディガン』『トレンチコート』や『ダウンコート(※丈の長いダウンジャケット)』なんかだね。もちろん、『ダウンジャケット』や『レザーやデニム素材のジャケット』を合わせても大丈夫。慣れないうちは、こちらの2点の方が合わせやすいかな。

 シューズについては、『ヒールの高いパンプス』や『ハイカットのスニーカー』を基本に、夏は定番の『サンダル』、冬の『ショートブーツ』には飾りとして『スタッズ(鋲)』を付けてみるのもいいよね。スカート丈を短くした場合は、もちろん『ロングブーツ』も合わせられるよ。全体的に、靴のヒールを高くするだけで、『かっこいい』印象が出やすいんだ。

 また、『かっこいい』属性だけで使えるシューズとして、『ラバーソール』の存在を挙げておこうか。本来は靴底がゴム(ラバー)で作られている靴の総称だったんだけど、現在ではパンクファッションで愛用されるデザインの靴を指すことが多いよ。気になる場合、検索すれば画像がたくさん出てくるから、参考にしてみてね。

 アクセサリーを加えるなら、『ネックレス』の他、『チョーカー』を利用してみたり、『ピアス』を着けてみるといい。どれも印象がクールに引き締まるアイテムだよ。ミニスカートを履いているなら、『ニーハイソックス』も定番だね。


 『かっこいい』属性のキャラが、敢えて『かわいい』服を着ることがあるかもしれない。その場合もやっぱり、「異性を意識したときの女の子らしさ」が演出できるエピソードに繋がるんじゃないかな?」 


4.『かっこいい』×『活発』

「この2つの属性を持つキャラは、男勝りな女の子、もしくはキャリアウーマンのような女性なんじゃないかな? 方向性の違うキャラになるから、それぞれについて、アイテムの組み合わせを考えてみようか。


 最初に、男勝りな女の子キャラについて。長さは『ミニ』丈で、『デニム』や『レザー』素材のぴったりしたスカートが鉄板かな。そこに『カットソー』『Tシャツ』『パーカー』『タンクトップ』を合わせていくのが基本の構成になるよ。

 アウターは『ショートコート』や『ダウンジャケット』の他、『スタジャン』を利用してみるのもいいね。これは『スタジアム・ジャンパー』の略で、元は野球選手などがウォーミングアップの際に着ていたアウターなんだ。胸や背中にワッペンやロゴが付いていることが特徴で、男性向けのアウターとしてもよく利用されているよ。

 シューズは『スニーカー』が基本だね。冬は『ムートンブーツ』なんかも似合うと思うよ。もちろん、夏は『サンダル』も。前に説明した『ラバーソール』もよく似合うよ。 反対に、イメージにそぐわないのは『パンプス』全般。特にヒールの高いパンプスは合わせるのが難しいかな。

 アクセサリーを加えるなら、『革紐』で作られたチョーカーやネックレスがよく似合うよ。他にも、『ピアス』や『リストバンド(手首に巻くパイル地のアクセサリ。スポーツの際、汗を拭く用途に用いることも)』を合わせてみたり、帽子なら『キャップ(野球帽)』など、全体的にスポーティーにまとめてみるのが簡単だと思うよ。


 また、男勝りな女の子キャラについては、そもそも「スカートを履くことに大きな心理的抵抗がある」かもしれない。

 その場合は「そのキャラがどんな女の子になりたいのか」を基準に、服装を設定してみよう。女の子らしく、可愛くなってみたいという思いがあるのなら、前に説明した『かわいい』服装の中から選んでみたり、ね。


 次に、キャリアウーマン系の女性の服装についてだけれど、『タイト』スカート、もしくは『プリーツ』の『ロングスカート』あたりを基準に構成してみよう。組み合わせるのは『シャツ』『シンプルなカットソー』『ニット』『ノースリーブ』『カーディガン』など。アウターは『ロングコート』『ダウンコート』『トレンチコート』『ジャケット』など、かっちりした印象のものを加えてみてね。

 シューズはヒールの高い『パンプス』を基本に、夏は『サンダル』、冬は『ブーツ』。少しアレンジを加えるなら、『ロングスカート』の下に『ロングブーツ』を履くと、完全防備というか、強そうな印象が生まれるかもしれないね。あまり組み合わせない方がいいのは、カジュアルな印象を生み出す『スニーカー』かな。

 アクセサリーは『ネックレス』『ピアス』『イヤリング』など。特に、後者の2点はどちらかを必ず耳に着けておきたいね。たったひとつの描写で、ぐっと印象が引き締まるよ。他には『サングラス』や『腕時計』を着けてもいいかもね。また、『海外ブランドのバッグ』なんかも、年長者の印象を生み出すいいアイテムになるよ。


 『かっこいい』年長者キャラのギャップを演出して、好感を持たせる演出としては、バッグの中身を利用してみよう。手帳や化粧ポーチを可愛いものにしてみたり、「小さなぬいぐるみのマスコットが、ふとした拍子にぽろりと落ちて……」なんていうのも、意外性が生まれるには十分な出来事じゃないかな?」

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