第5話 カクえもんのシューズ講座

「さて、後はシューズとアクセサリーの説明だね。まずは、シューズ……靴からだ」


1.スニーカー

「スニーカーには大きく分けて2種類のデザインがある。スポーツブランドの出している少しごついタイプの運動靴(バッシュと呼ばれていたものはこっち)と、キャンバス生地で作られた平坦なデザインのものだ。あと、足首のあたりで紐を結ぶハイカットと、足の甲で紐を結ぶローカットに分かれている。

 どちらを出すにせよ、明るく元気、快活な印象があるかな。よりスポーティーなのは、運動靴のほうだけど。

 ショートパンツやキュロットスカート、ジーンズなどのパンツタイプのボトムスに簡単に合わせられるアイテムだよ。逆に、スカートと合わせようとすると少しだけテクニックが必要になるから、注意してね」


2.パンプス

「ハイヒールとかローヒールとか、つまりスニーカー以外の靴は大抵、パンプスというカテゴリーに入れることができるよ。

 特にどんなデザインかとか、色がどうとか書かなくても大丈夫。ブラウスとスカートのようなお嬢様風のコーディネートに合わせられる。他にも、社会人のリクルートスーツの足元がパンプスだね。

 ちなみに、女子高生が履いている靴の名称は『ローファー』。フラットでぺたんこなものを『バレエシューズ』と呼ぶよ」


3.サンダル

「夏といえばサンダルだね。言葉を出した時点でほぼ説明の終わる靴だから、細かいデザインについては最小限の説明だけ。

 『ビーチサンダル』はプールや海に履いていく鼻緒の付いたサンダルのこと。

 『ミュール』は細くて高いヒールの付いた、爪先でつっかけて履く可愛らしいデザインのものだよ」


4.ブーツ

「ブーツは主に長さと素材に焦点が当たる。

 作中でよく描写に使うのは『ロング(ひざ下までの長さ)』『ショート(足首、もしくはふくらはぎ付近までの長さ)』のどちらかで、この場合は素材を書く必要はない。大抵はレザー、もしくはスエードのものとして受け取られることになるね。

 一方、素材を記すことが大事なのは『ムートンブーツ』で、これは見た目も内側ももこもこで、あったかい素材のブーツになる。多くの場合ショートブーツで、カジュアルな印象を与えるデザインのものだ。

 ひと昔前までは冬といえばロングブーツだったのだけれど、今はショートブーツ全盛期だ。といっても、それはあくまで現実世界の話だから、物語中に出す場合は自分の好みで決めてしまってかまわないと思うよ」

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