第91話  クリスマスへの道 その1

12月なかば、試験も終わり冬休みまで2週間と言う時期。


デーモンブリードこと進太郎は、サミュエル・ブレイブ校長の校長室で

校長と面談をしていた。


「・・・・・筆記試験、実技試験は及第点だな。」

校長が資料を見ながらつぶやく。


面談と言うよりは取調べや尋問みたいだ。


「なら進級に問題ないはず、出席日数もギリギリですよ。」

進太郎も返す。


「・・・・・そう、ギリギリ。実戦も大事だが学生の本分は学業だ。

君はもっとじっくり学ぶ必要がある、素直に留年したまえ♪」


スキンヘッドのアメリカ人校長が笑う。


「・・・・断固お断りします。」

進太郎としては、こう返すしかない。


「・・・・・校長への反抗的な態度は、減点の理由として相応し過ぎるな。」

校長、酷い!!


「胃が爆発して校長交代と言うこともありえますよ?」

進太郎も負けてはいない、校長の弱点は胃だ。


「・・・・・ならば、クリスマスイブまでに私の言う課題をクリアしたまえ。」

校長も、危機感を覚えたのか条件を出してきた。


「評価は貴方以外に公正な第三者の方に下していただきますよねもちろん?」

進太郎、アメリカのスーパーエージェントの校長を信用していない。


釘を刺された校長は、渋々納得した。


これが、進太郎が高校1年生時代最後の試練の始まりであった。

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