第89話  ナイトアタック!!

「旦那様、大事なお話があります。」

ある日の夜、鍵をかけていたはずの進太郎の部屋。


目を覚ました進太郎が見たものは・・・・


暗闇の中、進太郎の枕元に現れたのはリーファであった。

温泉旅館にある浴衣みたいな寝間着姿である。


普通なら魅力的なのだろうが、闇の中から突然現れただと

どこからかチャラララ~♪と音楽が鳴り暗殺されかねない。


叫び声を上げかけた進太郎の顔に、豊満な胸で首固めを掛けるリーファ。


柔道の試合なら間違いなく、一本を取れる寝技であった。


「あら?・・・・・まあ、落ち着いていただくつもりでしたのに!!」

落ち着くどころか、落としていた。


・・・・・色々と常識をぶっちぎっていた、リーファであった。


「・・・・・これでは、お話どころではありませんわね♪」


リーファが何を話そうとしていたのか?


彼女は掌から、金色の鎖で雁字搦めになっている青いドラゴンのモンスターコフィン

を取り出して一瞥してからコフィンを再度自分の体内に取り込む。


そして、静かに進太郎の部屋から出て自分の部屋へ帰るのであった。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る