第85話 パッツンドラゴンお嬢様
「モンスターコフィン、全種族コンプリートせんでも。」
正直、特撮番組でもアイテムが多すぎて出番がないとかある。
「未来の皇帝たる殿下がなんと申されますか(泣)」
燕尾服着た人間サイズの銀のドラゴンの人に嘆かれた。
・・・・・何かこの人?ドラゴン?スポーツチームのマスコットみたい。
ドラゴン族の領地、と言われる水墨画みたいな山に囲まれたでかい湖。
「ドラゴンと、魚竜ってどう違うの?」
メイが魚竜に化けるので聞いてみた。
「はい、我々ドラゴン族と人魚族の交配により生まれたのが魚竜族です。」
説明してくれた。
「改めて自国の事を知らないと思い知らされます。」
申し訳なさが出てくる。
「いえいえ。まずはブルードラゴン種の縄張りからご案内いたします。」
ここの湖の中に全部いるんじゃなかったらしい。
「シルバードラゴン種の所からご案内したかったのですが横槍が入りまして。」
何か、面倒くさいことを言い出した。
「抜け駆けをしたのはそちらです!!」
湖の中から大きな音を立てて飛び上がって、何者かが出て来た。
三叉槍を手に持った、鱗みたいな胴鎧にスカートを穿いていた。
スカイブルー色の髪を前髪ぱっつんの姫カットにした、巨乳な美少女であった。
そして美少女の頭には鹿のような角が生えていた。
「初めまして、皇太子殿下。リーファと申します以後宜しくお願いいたします♪」
リーファが丁寧にお辞儀をした。
「・・・・・・お前ら何か確執あるのかよ?・・・お家帰りたい。」
進太郎はげんなりした。
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