第84話 俺はまだ人間界をよく知らない

新学期、校長のスピーチなどを終えてクラスメートと再会したり

普通に迎えられた。

「ふ~、宿題も間に合ったしひどい夏だったぜ。」

自分の机に寝そべる進太郎。


「あらあら、大変でしたね~♪」

アイリーンは変わらずぽわぽわしていた。


「元気はアメリカに行ってしまったか、どおりで涼しい。」

鍋島こまは寂しそうだった。


「素直に寂しいって、言ったら?」

かぱ子こと春子が突っ込む。


いつもならここで元気が割り込むが、それももうないと寂しい。

「アメリカか、校長の出身ってどんな危険地帯だか。」


アメリカを気にする進太郎、日本とも違うらしい。

「軍備が整いすぎている、食事が大味、治安が極端、人も極端だな。」

こまが答える。


「ざっくりね!!」

春子が、こまに突っ込む。

「後はカードゲーム中に、突然オリジナルカード出す社長がいて困った。」


・・・・・・それは、モラル的に駄目では?


そんな他愛もない話をして日常を楽しんだ後、進太郎は魔界へ連れて行かれるの

であった。

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