第81話 メイド達のお昼

ヘルグリム帝国大使館、五人のメイドがリビングでカレーを食べていた。

アニー、メイ、フラン、エティ、サファイアの五人である。


色で言えば赤、緑、紫、白、青と黄色と黒とピンクと金銀とオレンジが

あれば戦隊カラー勢ぞろいである。

「青はドラゴン族かと思ってたら、サファイアでアニーと被ってた。」

フランが、まだ出ていない種族の事を出す。


「まだそのような事を私は殿下に見初められましたわ♪」

サファイアは反論する。


「水属性も私と被ってます。」

メイがメガネをクイっと光らせる。


「もしかしたら10話位の回想シーンであなたの方が

消えていたかも知れなくてよ♪」


きちんと食卓を立ってから、庭に出て刀対オールの対決が始まった。


「・・・・・・も、もしかしたら私が緑だったかも!!」

エティが、プリンセスで緑の忍者っぽい声を上げる。


「それはないかな~?」

アニーは笑顔である。


「・・・・・・やはり、黄色と黒とピンクと金銀とオレンジが必要。」

フランが真面目に言う。


「殿下のパワーアップの為にも、オトモモンスターは必要でちゅからね~♪」

アニーが進太郎の事を想いでれ~とする。


秋になり、アニーがセンターとして人狼メイド戦隊ゴメイドーのアカメイドー

となることはまだ先の話であった。


テレビでは番組改変期の秋、ヘルグリム帝国にも変化が訪れようとしていた。


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