第41話 暴走、暴れ馬!!

戦いの後、モルド姫と別れた進太郎は家に帰ってから

三メイドのうち召喚されなかったメイとアニーに責められていた。


「何故これまで、お呼び下さらなかったのですか?」

と嘆くメイ、水中戦とか水属性の技がいらなかったとは言えない。


「初フォームチェンジは、スピードタイプの私がお約束でしょ!!」

おっぱい羽交い絞めをかけるのはアニー、炎属性の付与とか便利だけど

お約束はわからない。


「あの場合、私が出てきたのが正解なのは譲れない。」

と、フランはフランで譲らない。


主君で主権者である進太郎を無視して、メイド達はガヤガヤ騒ぐ。


「・・・・・・・殿下、ごほうびに一緒に寝て♪」

フランがいきなり言い出せば


「殿下、私も殿下の夜伽を!!」

メイも言い出す、止めなさいと内心つっこむ。


「私も子供たくさん産みまちゅよ♪ 殿下、パパになりまちょうね~♪」

アニーは赤ちゃん言葉を喋りながら色っぽく進太郎にしなだれかかる。


三メイド達は今日もフリーダム。


「こいつら本当、言う事聞かねえーーーっ!!」

進太郎が叫んで、日曜が終わる。


月曜日、梅雨入りしたが晴れている空の下。


進太郎が他の生徒達と徒歩で登校していると、突然ファンファーレが鳴り響く!!


それだけではなく、足元の道路にレッドカーペットがしかれ後方から


パカラ!!パカラ!!パカラッ!!パカラッ!!


と、馬の蹄の音が響く。


「・・・・・・この音は昨日聞いたような?」

先日、似たような蹄の音を聞いた気がしていると。


「はわ~っ!!どいて~っ!!ヒンデンブルグも止まって~っ!!」


進太郎が振り向くと、そこにはなんと!!


爆走する馬に乗った、見慣れないブレザーを着た金髪の小女が!!


・・・・・・進太郎や生徒達を跳ね飛ばして、校内へと突っ込んで行った!!


跳ね飛ばされた瞬間、背中から蝙蝠の翼を出して空へ逃げた進太郎。


「・・・・・・な、何だったんだあれは?」


見下ろすと、暴れ馬が風紀委員達を蹴散らして校内へと突入していくのが見えた。


地上に降りて、気は進まないが学校に向かう進太郎。


死んではいないが死屍累々な仲間達を乗り越えて、校門をくぐる。


助けてやりたいところだが、手立てが無いので放置して進む。


この後、どんな出来事が待ち受けているか知らずに。






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