第33話 遠足の終わり
東京遠足も初日に怪獣と戦ってからは、チーム魔王のみは平穏だった。
4日目にチーム全員揃って他の所に行かせると、被害が拡大するという理由で
亀戸から出るなとお達しがあり、一行はパトロールと称して道案内や探し物に掃除の手伝いと地味な人助けをしていた。
その間に、名所の天神様や神社仏閣めぐりに出かけたり名物の葛餅やらを食いに行ったりしつつ土産を買ったりと遠足らしい事をしていた。
他の学生面々は、協力してくれたプロヒーローの下でサッカーや野球のトレーニングや忍者修行などに明け暮れつつ襲ってきたヴィランと戦ったりしていた。
「なんだかんだで、俺達が一番遠足らしい事してたな♪」
桃ノ島へと向かう魔界の列車内で元気が言う。
「・・・・・・神社はうちだけで十分よ。」
かぱ子は神社めぐりに疲れていた。
「・・・・・・亀戸も楽しい所だった♪」
こまは土産をたくさん買っていた。
「お手伝いも楽しかったです~♪」
アイリーンも土産を買い込んでいた。
「最初は、どうなる事かと思ったが楽しかったな♪」
進太郎も土産袋を抱えて仲間達と楽しく語らっていた。
・・・・・・こうして、後にクラスメート達から合法的にサボれてズルイ
とか言われつつも遠足を楽しんだ進太郎達は桃ノ島へと帰還した。
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