とても奥が深い、人の深淵を覗くようなお話です。
この作者様が体験された実話を元にした怪談小説。
体験者だからこそ、書くことのできる文章表現。そして体験者だからこそ、文章に表現されていない【謎】があるのでは? などと惹きつけられて、気になる部分を何度も読み返してしまいました。
そして、自分の家族はどうなのだろう? と、家族の歴史について知りたいと思いました。
それと、怪談なので怖い話なのですが読んだあとに……なんというのでしょうか? 不思議な感情、それもあまり悪くない感情に包まれる作品だと感じました。
ぜひ、この小説を読んで見て下さい。そして、私が感じた不思議な感情に包まれてみては、いかがでしょうか?