応援コメント

第2話 物語のタイプA・B」への応援コメント

  •  この分類でいうと、②と⑥になるんだろうというエピソードを知っています。

     『それは血を吐きながら続ける悲しいマラソンですよ』、という有名なセリフが、特撮番組のウルトラセブンにありまして。
     その話に出てくる”ギエロン星獣”というやつがそうです。

     こいつは、放射能で汚染されたとっても体の硬い怪獣です。隕石をぶち割って宇宙を飛び、地球上に降り立つと、東京の町中で放射能のガスを吐きながら歩き回りました。ばらばらに破壊しても再生するし、ウルトラセブンのアイスラッガーでも弾き返してしまいます。そういう意味では、⑥のもはや災害だと思います。

     一方で、このギエロン星獣が生まれた原因は、ギエロン星という星に対して、人類が兵器の実験のために強力な爆弾を撃ち込んだことにあります。撃ちこむ前の星の調査で、こんなに熱い星にとても生物なんか居ないだろうし何も影響がないという結論が出ていました。が、実際はそこに暮らしていた生物が突然変異してしまいました。案の定故郷を破壊されたこの生物が、地球に対して復讐に来るのです。②の悲しい過去ですね。

     このお話の分析を応用するなら、⑥という人類のために絶対に倒さなきゃならない悪という要素を持ちながら、倒してもすっきりしない②を持っているという超絶に気分の悪い奴です。

     百パー売れないですね。残念。でも大好きです。こいつやジャミラのことを知っていると、ダオスが甘噛み程度に思えてしまいます……。

    作者からの返信

    片山順一さん、コメントありがとうございます。

    ギエロン星獣ってそういう背景の敵だったんですね! それはたしかに「根本的な問題がまったく解決しない」点でパターンBですね。

    ノンマルトの使者といい、セブンにはその手のエピソードがけっこう多い気がします。私も今ならそういう脚本が大好きですよ(笑)。