第5話 心を開いて
隆二さんは僕に何か言いたそうにしてた。けれど僕はそれをどこかで拒絶した空気を作ってる。
「……今日、仕事が終わった後、僕に付き合ってくれないか?」
僕はしばらく考えてから、小さく頷いた。
僕は今、隆二さんの車の中にいる。
カーブを曲がり道路の直線コースに入ると、隆二さんはギアを入れ替えてアクセルを踏み込み車は加速した。
東京の街空は藍色だ。街の明かりがそうさせているのだと思う。
僕の田舎の夜空の星はこの街の明かり程主張はしていない。
流れる様々な灯りを僕はぼんやりと眺めていた。
車の中は彼のつけている柑橘系のさわやかなコロンの匂いが微かにする。バックミラーの外側にお洒落な猫のプレートが紐でくくりつけられて揺れていた。
ふと窓越しに、隆二さんの視線を感じてしまった。ガラスに映った僕の憂鬱そうな顔を見られてしまったかもしれない。
先ほどから隆二さんはなんとなく僕ばかり見ているような気がした。不思議にどこが熱を帯びているようにも感じられる。
スタジオの隅にいたってことは、僕が善くんに怒鳴ったのを見てたかもしれない。
何処に向かうんだろう。僕の気持ちは落ち込む一方だった。今日の事もあるけど借金のこともあったり、色々ダメ過ぎて相当に凹んでいる。
車はしばらく走ると、高いビル郡の中、一つのホテルに入って行く。外国客もくるような国際ホテルのようなもので、駐車場から僕は隆二さんの誘われるまま、上の階のエレベーターに乗り込んだ。
僕らは終始無言だった。二人の微かな息遣いだけが聞こえる。
本来なら新人でまだほとんど本格的な芝居の経験がない僕が、隆二さんに気を使わなきゃいけないのに。
今の僕にはその余裕が無かった。
上の階に着くと、いくつかの店舗が軒を並べている。一番奥に向かった。落ち着いた黒い色調のウェルカムボードのある店の前に着くと、銀縁のガラス扉を隆二さんがそっと開く。中から軽快な音楽が聞こえてきた。どうやらそこはお洒落なバーのようだ。
僕のような私服を着ている人間でも大丈夫なのかと一瞬躊躇した。
でも良く見ると割とラフな服装の人も沢山いる。
店内はカウンターもあり、その中でバーテンダーさんが洒落たシャツに黒いカマーベストと蝶ネクタイをしてキリリとシェイカーを振っていた。その出で立ちの格好良さに僕はつい見とれてしまった。
そのまま隆二さんに窓際の席に連れて行かれ、向かい合わせの柔らかそうなソファに招き入れられ腰掛ける。ふっかりとしたソファの感触にお尻がとてもここちいい。
「何にする?」
「ええと……」
僕は手持ちがあまりないのでなるべく安いお酒を探したけど、渡されたメニューのお酒はどれも高いっ。僕の戸惑いを察したのか隆二さんが微笑む。
「今日は僕の奢りだから沢山飲んで!」
「あ、え……」
なんだか申し訳ない気持になる。
「僕が誘ったんだから、いいから」
「……はい」
隆二さんが妙に優しい。穏やかな艶っぽい視線で、僕の仕草一つ一つをつぶさに眺めている気がしてる。
意識しすぎかな。気のせいかな。今日あんなことがあったから僕はいつも以上に神経が過敏になっているんだ。
「僕、あまりこういうお店に慣れてなくて、隆二さんと同じ物でいいです……」
「そうか、わかった」
隆二さんは手を上げ、すぐに店員を呼んだ。
ジン・トニックを二つ頼んで、料理はアラカルト的なその日おすすめの物とかシュリンプなどを頼んでくれた。
席からすぐに見える吸い込まれそうな沢山の煌びやかな光。
それらが瞬く景色を僕はちらっとみていると、少しだけ高ぶっていた気持が治まってくる。
けれどそれが過ぎ去ると、今度は押し寄せてきそうな後悔の念に意識が行くのが怖くて、僕は何か話題を探している。
「あ、そのっ、昼間はすみませんでした」
「ん……?」
「その僕上手くできなくて……」
「ああ、あれ。うん、それはもう気にしなくていいよ」
隆二さんはもっと僕に呆れてるかと思ったけど、今はその事をもうあまり気にしていない様子だった。
「隆二さんは、どうしてこの仕事を引き受けたんですか?」
「ん? ああ……」
メニューを脇に置いて、隆二さんは改めて僕に向き直る。
「辛いと思ったことはないんですか? だって、男同士のドラマなんて……」
「うん。僕には居心地がいい場所だったんだ」
彼はテーブルに両手を軽く組んで顎を添えた。
しばらくしてカクテルと頼んでおいた食事が運ばれて来た。
軽く互いのグラスのふちを合わせると、控えめな高い音が響く。僕らはすぐに口元に運んだ。
爽やかなライムの香り……。
カクテルなんて飲むのいつ以来だろう。とても美味しい。
右手の長い指を軽く頬に添え直し、頬杖をつきながら、窓の外の夜景を隆二さんは眺めていた。
窓の外の闇に宝石がちりばめられたような景色と、彼の男らしい堀のある長い睫を落とした横顔が物憂げに見えて、綺麗なフォトを写しだしているようなそんな錯覚に陥った。
なんだか得体のしれない、でも確かに身に覚えのある胸の奥がジンとなる感覚。
けれどそれは今まで僕が触れた事のないような余裕があり、大人の色香を漂わせていて、善くんのそれとはまた違っていた。
僕は自分の心と真っ直ぐ向き合うのが怖くて、いつもその部分に蓋をしている。彼を見ていると、どこかでそれが開かれてしまう気がして、すぐに視線を逸らした。
その僕のしぐさに気づいたのか、隆二さんはこちらに向くとゆっくりと口を開く。
「僕は、いつも社会から自分だけはみ出しているような気がして生きてきた。僕だけきっと変なんだってね。僕がそれだと気づいたのはまだ十代より前で割と早い時期だった。とても悩んだよ。でも、どうしようもなかった。親にも兄弟にも友達にも誰にも言えなかったしね」
「……」
「君、前見たんだろ? ほら僕が男に叩かれてるところ。あれね、僕が彼を振ったんだ」
「振ったって」
僕はあの時の彼らのやりとりと情景を思い浮かべた。改めて彼の殴られた頬をちらっと見てしまった。
「僕は彼と付き合ってた。意味わかるよね?」
「はい」
やっぱりそうだよね……この人は……。同性が好きな人なんだ。
「僕は性癖に苦しんでいたから、この世界に来たらみんなすごくやさしくて理解があって安心した。プライベートじゃなくてもね。仕事に関しては僕は満足していた」
「そうだったんですか。で、でも」
「ん?」
「誰かを好きになるのに、その、性別とかあまり関係ないような気がします。ほ、ほら最近は海外でも同性婚も認められましたし、そのっ」
僕が必死で頭の中に思い浮かんだ言葉を並べると、隆二さんはふっ、と微笑む。
「優しいんだね、守くんは。犬のムーンも保健所送りになりそうだったそうじゃないか。スタッフに効いたよ」
「い、いえ、そんな」
隆二さんはカクテルを再び口にすると、またぼんやりと外を眺めた。
「しかし、君も災難だったね、海倉も酷い事するもんだ。素人にやってもらいたいって探してたからさ、まさか騙してまでやらせようとするとは思わなかったよ」
「いえ、僕は仕方ないんです。僕はまだ役者の卵で海倉監督が拾ってくれなかったら路頭に迷うところでした」
「そうなの? なんで?」
僕は俯いて黙ってしまった。まさか借金しているからそのためとも言いづらくて。
彼も僕にこれ以上は聞いてはいけないと思ったのか、少しだけ淋しそうな顔をすると、すぐに微笑んでくれた。
僕は奢りだと言うのをいいことに、隆二さんと同じものでいいです、と繰り返して、彼のペースで飲んでしまっていた。
彼はカクテルやロックをもう5,6杯は飲んでいるのに全く顔に出ていない。
僕は久しぶりということもあり、なんだか目の前がくらくらしてきた。
同性愛者か……。
僕は善くんの事をなんとなく思い出してしまった。
ずっとタブーだと無理矢理自分の感情を押し殺し蓋をしてしまった部分。
彼の逞しくてとても優しい笑顔に僕は憧れていた。
僕は彼が友達として、うん、そうだ。友達として大好きだったから、彼が喜ぶ顔が見たかっただけなんだ。
もう忘れたはずなのに、再会したら胸の奥に押し込めていた感情が溢れてきた。
彼は確かに将来映像関係の仕事ができたらいいなとは言ってた。
田舎なので映像部など当然なく、僕の芝居を時々撮影してくれてたりしてたっけ。
でもまさかこんなタイミングで再会するなんて。
「あのさ、一つ聞いていいかな?」
「はい……」
「……無理に話さなくてもいいんだけど、そのっ、昼間の彼と前に何かあった? 何かこう辛い事でも?」
「っ……すいません、僕は……」
ああ、視界がぼけてきた。頭がくらくらする。
「あ、今……何時ですか?」
隆二さんは手元の時計を見た。
「11時かな?」
「えっ、もう、そんな時間っ……」
僕は慌てて立ち上がろうとして、一瞬で目の前が真っ暗になった。
「大丈夫? ごめん、あまりにも君がすいすい飲むものだから、君もお酒いけるクチかと思ったんだけど、顔真っ赤だよ?」
少し急ピッチで飲みすぎたかもしれない。
そうか、隆二さんは結構お酒強いんだ、僕と違って……。
なんだか天井がぐるぐるぐるぐると回っている。
そう思った途端お酒が一気に体中を回りだす。
お店の中と外の景色がまるでメリーゴーランドのように回転してくる。
そのうち、僕はふっと意識を失ってしまった。
「守ーーー明日の休み 暇? 暇だよなぁ~? 写真撮りに行くの付き合えよ! お前も撮ってやるからさ」
「ほんと? いいよ、どこ行くの?」
「そうだなぁ~川向こうの丘のあたりにするか」
「そうしよう、僕お弁当持ってくよ!」
善之助くん……。
放課後の教室の片隅でじゃれあう僕ら、彼は僕をくすぐっては笑っていた。
楽しかったな。丘の上で食べたお弁当。
キャッチボールしたり、ふざけて木に登ったり。
僕があまりにも君の近くに行き過ぎたから、色々世話焼きすぎたから。
周りから誤解されちゃったんだよね。僕がいけなかったんだ……。僕が悪いんだ。
それなのに、僕は、折角再会できたのに、あんな風にしか彼に接する事ができなくなっていた。
時の流れの怖さを想う。
「ごめんね……善くん……」
僕は思わずまた涙が零れた。
ふっと気づくと、辺りがほんのりとオレンジ色の光で包まれていて、僕はどこかの広い部屋のベッドで寝ていた。
傍にはシンプルなステッチの入った飴色のソファがあり、そこには軽くお酒が飲めるようなガラスのテーブルがある。
薄ぼんやりとした意識の中で、これは半分夢のような現実のような全く判断がつかないでいる。
僕は今日あった出来事を反芻していた。
今日は、僕は、そう、確か隆二さんと一緒に飲んで……。
ああ、なんだか広いベッドだなぁ……。
「守くん? 大丈夫?」
傍で誰かの声が響いた。
「ごめん、君がお酒弱いって知ってたら勧めなかった。平気そうな顔してたから、つい、ごめん」
僕はそのまま布団に丸まって包まり、寝ようとしたけど、ふと誰かの気配を感じそっちの方向へ視線を送った。
隆二さんが上着を脱いでシャツのままソファに寝転んでいた。
「え、あ、りゅっ!」
「何?」
隆二さんが薄暗がりの中でソファに身を預け、微笑んでいる。
「どど、どうしてここに?!」
「どうしてって、僕は仕事で今日ここに泊まる予定なんだ。明日の打ち合わせがこの近所で、朝早くてね」
「ああ、僕、もう……帰らないと……」
「いいよ、今日はここに泊まって行っても」
「でもっ、僕は……」
ベッドから起き上がろうとしても僕の体はまるでタコみたいにぐにゃぐにゃしていて思うように動けない。
必死で起き上がりベッドヘッドに背中をもたれかけさせると、部屋の窓から外の灯りが見えた。
さっきのバーで飲んだ時の景気とあまり変わらない。ここは同じホテルの部屋のようだ。
「もう終電ないと思うよ」
「……すみません、ご迷惑おかけして」
「いや、誘ったのは僕だからね、気にしないでいいよ」
「あ、でも僕がソファで寝ます。隆二さんがベッドで寝てください」
「いいよ、君具合悪そうだから、気にしないで」
「でも、こんな高そうなホテルはお金持ちな隆二さんが似合うんです。僕なんかがお邪魔しちゃって、僕は庶民なのに、王様みたいにベッドに寝るのはなんだかおかしいです」
半分意識が朦朧としていて、そんな言葉が口をついて出たものだから、隆二さんはくすくす笑い出した。
「面白いね、守くんって」
「そうですか?」
「うん、なんかね、純粋で素朴な感じが新鮮だなって」
隆二さんの表情が柔和に見える。
僕は申し訳ないやら、情けないやら恥ずかしいやらで、ベッドに座ったまま布団を握り締めて俯く。
「あの、じゃ、ベッド半分こにして寝ます? このベッド随分広いから」
「ああ、ダブルベッドだからね。でも遠慮しとくよ」
「どうしてですか?」
「うーん。どうしても。色々な意味で寝られなくなりそうだから」
「……?」
隆二さんは困ったような顔をする。
僕何かいけない事言っちゃったかな?
隆二さんは思い出したように話題を変えた。
「さっきうなされてたみたいだね……あの、善之助とかいう奴が夢に出てきてたの?」
隆二さんの言葉にどきりとした。
あんな変な夢見ちゃったから、うわごとで変な事言っちゃったのかな。
隆二さんの眼差しはとても優しかった。僕はそれを見たら泣きそうになった。
どうしてこんな風に切なくなるのかわからない。
ダメだな、僕、自分が気持で負けてるから、何かに縋り付きたくなるんだ。
今そこにいる隆二さんの存在はまるで僕を包み込むみたいに優しい。
僕は今までこんな風に男の人から温かな眼差しで見つめられたことがあっただろうか。
いつも何かに怯えていて、あの日以来、素では怖くて行動できなかった。
芝居に絡む時だけ人は僕に優しくなるのだと思っていた。
隆二さんがテーブル越しに僕の方へ身を乗り出す。
「昼間、君は岡田くんがスタッフで入ってきた途端、なんだか落ち着かなかったよね? 言い合いしてる時泣きそうな顔していた。何があったんだ? その、階段の踊り場でも何か思い詰めていたみたいだし」
「隆二さん……僕そんなに思いつめてるように見えますか?」
僕が尋ねると、隆二さんは淡いオレンジ色の光の中でゆっくりと頷く。
そんな目で見ないで欲しい。視線の温もりにまた泣きそうになる。
初めて彼を彫刻みたいな人ではなく、普通の血の通っている人間だと感じた。
けれどそれは同時にあの頃に蓋をしていた感情が押し出され、隠していた気持が再び芽吹いてしまいそうで怖くなる。
でも誰かに気持を聞いてもらいたいのも確かだった。誰にも言えずずっと一人で悩んでいた。
もう抗えない。
自分の性癖をさらけ出し、心を開いてくれた隆二さんに本当の事を言わないのも変だと思った。
「善くんとは家が同じ農業をやっていたというのもあって、お互い帰宅部だったし、とても気が合ったんです。彼は不器用でお昼も親からもらっていたお金で小さいパンと水しか食べてなかったんで、僕がお弁当を作ってあげることにして。家族のみんなにお弁当作ってましたから、迷惑とかそういう事はなかった。一個ぐらい増えたって構わなかったし、家族にしているのと同じように服にアイロンかけてあげたり、ボタンが解れてるのを直したり、時々手作りの物をあげてました」
隆二さんは黙って耳を傾けてくれていた。
「でも、段々それが周りから怪しいって言われるようになって。僕とてもショックで、そんなつもりなかった。確かに彼に対しての憧れはありました。でも、僕は彼が友達として大好きで、一緒にいるのが楽しくて嬉しくて、それだけだった。たぶん、それだけだったと思う……」
僕が今まで誰にも言えなかった気持ちを吐露すると、隆二さんは小さくため息をついた。
「……そうか、それは辛かったね」
隆二さんはしばらく黙っていた。恐らくなんて言葉をかけたらいいか悩んでいる様子だった。
「でも、ただでさえどうしたらいいかわからない芝居に、過去にそういうことがあった善之助くんまで現れて、普通に芝居だと割り切ってやってるつもりなのに、何か変なんです……体が思うように動かなくて」
僕は口をついてから、自分の言った事にはっとして我に返る。
「ごめんなさい……」
僕が唇をかみ締めていると、彼はしばらく思いを巡らせていた。
「君のこと、なんか昔の自分を見ているような気がするんだ。君はどこかで何かを否定しながら生きているような気がして……」
隆二さんの言葉に僕はドキリとする。何かを否定……。何を否定しているというのだろうか。でも、隆二さんの分析は間違ってないと思う。
確かに僕はその部分に関してはどこかで自分を否定しながら生きている。
「君も本当はわかっているんじゃないのかな? 君は男性が好きなんじゃないの?」
「そ、そんなこと!」
「そお?」
「だって、僕は善くんの事が好きで、あ、いや、他にそんな好きになった人がいないんです」
「そっか……男性が好きか女性が好きかわからないのか」
「……」
「でも善くんは好きだった」
……。否定ができない。僕は素直に頷いた。
「そっか……。じゃ、僕と付き合うってのはどう?」
「えっ?」
僕は心の底から驚いた。な、なんてこと言うんだ!!
隆二さんはにっこりと笑った。それは例えようもなく、柔らかな笑顔。今まで僕が見たこともない笑顔だ。
戸惑う僕の前でそれはどこか挑戦的でもあった。
「そんなに簡単に人を好きになんてなれないと思いますけど?」
「うん、わかってるよ、やっぱりまずは、お互いの事知るところから始めないとね?」
僕はその時は何故隆二さんがこんな提案をしたのかわからなかった。
でもそんな事を言いながら何故か彼は嬉しそうだった。
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