第9話 触察

幼馴染「魔王さんって引きこもりですよね」


魔王「う……ま、魔王たるボクに対して何てことを」


幼馴染「事実じゃないですか。現魔王が引きこもりで世間知らずだなんて、魔界の将来が思いやられます。でも安心してください。私が色々と、手取り足取り体取り教えてあげますからね」ワキワキ


魔王「そ、その指の動きは何だい。すごく嫌な予感がするんだけど…」


幼馴染「問答無用っ」ガバッ


魔王「ぎゃー!」


幼馴染「魔王さんは世間知らずな上に体力も皆無ですからねぇ。まずは触診です。色んな部位をじっくりとヤらせていただきます」


魔王「ぎゃー! ぎゃー! ぎゃあああああああ!」


幼馴染「大人しくしてください! 指が入れにくいじゃありませんか!」


魔王「ぎゃあああああああ!」










女史「……助けてあげないんですか?」


メイド「これに懲りれば、魔王さまもサボり気味の体力訓練の重要性を感じるでしょう」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る