物語の分岐を選択して進めていくのが素直に楽しかったです。こういうの、全部のルートを見たくなります。お話は短いですけど、ツッコミを入れたくなる分岐がまた楽しいです。
選択肢を決めて話を進めるという、インタラクティブ性を宿した小説です。昔流行ったというゲームブックみたいなものですね。ドラクエのゲームブック、古本屋で買って読んだなぁ。懐かしいです。とはいえ、本作は合計1000文字に満たない短いお話なので、すぐ読み終わってしまいました。実験作ということなので、まぁこんなものでしょう。お話の結末も、因果応報的。どれを選んでも最終的に同じ結末を迎えますが、この分量なら充分な内容と主題だなーと思いました。