大衆社会への必殺宣言
・大衆社会における民主主義の本質は腐敗を嘆かせることにある。なぜならテレビや新聞などのくだらない情報によって自分の好きなことを心置きなく楽しめるようにして社会のことは官僚に任せるというのが労働大衆の一致した願いだからである。この事はネットであろうが書籍であろうが全く変わらない。
・監視社会の国民一人一人の安全と財産を守るという主張はテロリズムの無実の人間が犠牲にならなければ我々の主張は聞き入れられないという爆発の実践と厳密に対応関係にある。だから特定のカップリングを私の正義にしたり擬人化した少女を俺の嫁にすることはリア充が爆発しないための政治的意味を持つ。
・拷問は情報を引き出すための最上の手段であるわけではないが情報を引き出すということは人を痛め付けるための最上の口実でありうる。しかし隣人愛は相手の意識が罪悪感として創造されるまで執拗な拷問を繰り返す。
・初期の仏教徒達はこれとは逆の方法をとった。つまりありとあらゆる過酷な修行で身体をむち打ち、苦痛に対応した現実というものは一切ないことを理解しようとしたのである。その成果が因果応報の学説を方便として利用するということであって、キリスト教のように真理にする必要はなかったのである。
・科学は人間の苦痛をコントロールし、そこから自在に快楽を大量生産するということを編み出した。人間の身体を切り刻み臓器を移植しありとあらゆる病原菌を利用し尽くすということは仏教には決して出来なかった。しかもそれらが残虐な人間の手ではなく理性的に冷静な人間の手で行われるのだ。
・生まれたことに罪を認めて苦悩の世界からの救済を求めるのか生まれたことを理解できない無知がゆえに生殖行為をするのか。人間が肉体を女の身体を使って生み出すことが神秘であるというよりも肉体として定義されるものを名付けることの方が狂っている。家族がないと肉体が人間である保証にならないのだ
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