間章 科学者の手記 2
間章 科学者の手記 2
大事な人が亡くなった。
だが、まだ希望が残っている。だから歩みをとめるわけにはいかない。
これから行うのは倫理に反するような行いだ。
悪逆非道と罵られても仕方ない……だが、それでも行わなければ……
研究員たちの発症が相次いでいる。百匹目の猿の話が本当になってしまったようだ。
一定の数を超えることで、事象は爆発的に広がる……なにも知らない人間までも……
最後の希望だけを頼りに、なんとか延命を行わなければ。
夜明けの日に、人が全て人でなくなっていることがあってはならない。
百匹目の猿の現象に、彼らが巻き込まれていない可能性はないわけではない。
いざと言う時のために、我々がいるのだから……どうにかしなければ……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます