異世界?普世界

@tky

第1話

「とうちゃんあそこの世界は何があるの?」

「あそこには人間界があるのだよ」

「にんげんかい?」

「そうだよ、沢山ある異世界の中で一番私達に容姿が似ている人と言う生物が主要に住んでるのだよ」

「わたし行ってみたーい‼︎」

「今の私達に異世界は見ることができる能力はあるけど異世界には行くことはできないのだよ」

「えー、いつか行くことできるようになるかな?」

「スーデンペルグが生きてる内に行けるといいな、特に人間界には沢山の優しい人々が住み着いている島国があると聞いたことがある、もし行けたらそこに行くといい」

「うん‼︎そこに行く‼︎」

「確かそこの本棚に人間界についての本があるから読んでみるといい」



10年後…………………………………


ノーラ地方第8地区

「マナそっち‼︎」

「任せて」

マナと呼ばれる少女が無機質に答えると傍らにいる金髪の少女が少し膨れる

「生きるか死ぬかの戦いなんだからもう少し元気だした方がいいよ‼︎」

「わかった、しかし目標がロストした」

「あー‼︎マナが元気ないから見失ったー‼︎」

「わたしの感情と目標がロストしたことは関係ないとおも…」

「いたよ‼︎ブリョン‼︎」

「目標確認、追跡を開始する」



15分後…………………………………


「追い詰めたったったった〜」

「どちらがトドメを刺す?」

「マナは先週1人でやっちゃったから今日は私の番〜」

「わかった」

「それじゃあいっくよ〜‼︎」

彼女がそう言うと綺麗な金色の髪をなびかせながら下に空いた穴に向けて飛んだ

「くらえー‼︎これが最後だブリョン‼︎、ってあれ?ブリョンじゃない…何あれ初めて見た魔物だ‼︎おーいマナ‼︎新種のまも…」

パクッ

穴の底を覗いたマナの目にはもう金髪の少女はいなく口をモグモグと動かすブリョンの姿しか無かった

「スーデンペルグ‼︎返事をして‼︎」

マナが声をかけたがそれの返事が来ることは無かった

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