第八夜 死の伝染(けがれ)
片田舎に老夫婦が住んでいる。
その仲は特に良くもなく悪くもなく、到って普通の、老いた
ある時、夫が死んだ。病であった。医者にも見せたが、老衰であるとのことだった。
死に様までが何の変哲もない。
奇妙なことと言えば、死んだ夫の片方の手の、人差し指と薬指が屈曲しているくらいのことで、それも良くあることのような
それから何ヶ月か
ただ、遺跡など、ここら辺にあっただろうか?神主がいない崩れたような神社があるくらいだと思ったが。
二人は女性であった。名前は何と言っただろうか、覚えていない。ただ片方の女は眼鏡を掛けていたことだけを覚えている。到って普通の人たちだった。
(起床)
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