浜の真砂は尽きるとも・・・
「浜の真砂は尽きるとも世に悪人の種は尽きまじ」
石川五右衛門が釜茹での刑になった時、最期に遺した言葉です。
全くもって、言い得て妙ですよね。今や国家を運営するトップの政治家ですら、悪事を働く時代。パナマ文書に於いては、名前が取りざたされているだけでも、国家権力者たちが税金逃れの対策としてタックスヘイブンを利用していることが、毎日のニュースで取り沙汰されています。
納税は国民の義務です。なのに国家を運営していく立場の者が税金を納めたくないといって、財産を税金の安い外国に移し、運用して利益を得るなんていう事が、世界中でまかり通っている。有り得ない話ですよね。
国に税金を納めたくないと言うなら、地位も名誉も捨てて出ていけば良い。
悪人というのは、犯罪を犯す者だけとは限りません。民主主義国家に於いて、国民に選ばれながら、国民を欺いたり裏切ったりするような行為は、たとえ法で裁かれることが無くとも悪であると私は思っています。
権力の権とは、仮のとか代わりのという意味が有るそうです。つまり権力者とは本来の力ある者から、仮の力を与えられリーダーシップを担う者という意味です。つまりは支配者でもなければ、真の実力者でもないのです。
鎌倉時代から江戸時代のように、戦によって全国を統一した実力者でさえ、天皇家から征夷大将軍の称号を与えられ、天皇に代わって国を統治した権力者です。つまりは、本来の力、即ち実力は常に天皇家に有ったわけで、江戸末期のように、たとえ幕府であっても、維新軍に錦の御旗が渡されてしまえば、賊軍となってしまう。
「勝てば官軍」という言葉がありますが、実は『錦の御旗』を得て勢いづいた維新軍が勝ったわけですから、勝てば官軍ではなく官軍が勝ったというのが事実なのです。
話が脇に逸れたかな・・・?
権力を嵩に着て好き勝手なことをなんてことは、実は許されないこと。仮にも国民の負託によって国家を運営しようとするものが、財産欲しさに裏稼業するなんてことは許されざる悪ではないかという、おじさんの呟きでした。
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