日本人と自然2
ここでは、日本人と水に着いて書いていこうと思います。私が子供の頃よく聞いた話。
「日本人は水のありがたみを知らない」
「日本人は水は只で飲めると思っている」
こんな言葉をよく耳にしたものです。西洋では石灰質の土壌が多いため、水にも石灰が溶け込んでおり飲み水に適さないものが多いと聞きます。その為、ミネラルウォーターなどの産業がしっかりと育成されました。しかし、日本にウォータービジネスが定着したのは、四半世紀前位ではないでしょうか。
それも、水道管が塩素で腐食し、トリハロメタンという発がん性物質ができるという問題が取りざたされたり、赤水問題が取りざたされてからだと思います。事実、これらの問題が提起されてから、水道管は鉄管から塩ビ管へと変わりました。また、浄水の仕方も、土中の微生物を利用する事で、飲み水の安全性を保っているのです。
また、山には緑も多く、落ち葉が堆積し土中菌の生育を促し、肥沃で保水性の高い土壌を生成しているのです。また我が国は火山国でもあり、天然のセラミックで水が浄化されている為、ミネラル分も多く質の良い飲み水が豊富にある世界でも有数の国なのです。そして、この豊富な水が緑豊かな国土を作り上げていることは言うまでも有りません。
できることなら、この緑豊かな自然環境を永遠に遺しておきたいものですね。
話題は変わるのですが、コロンビアにはキャン・クリスタレスという一年の内に三週間だけ川底の藻が花を付け、赤、緑、黄、青、黒の幻想的な色に変化する川があるそうです。別名を「虹の川」とか「五色の川」と呼ばれているらしいですね。自然の力というものは本当に凄いなと、ネットの写真を見ながら感動しているおじさんです。
しかし、所を変え中国に至っては、工場の排水で川の色が変色し、生き物が棲めない川が増えています。その異常な色の川で泳いでいる子供が居る。何と恐ろしい話でしょう。下手なホラー小説よりも怖い話だと思いませんか。
ま、この様な特殊な話は別としても、こんなにも素晴らしい国に生まれ、生活していけることを有り難いと思いたいですね。
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