「現世と炎」

煩先生

 

焼却炉で眠る

仔猫みたいに

僕は騒ぐ街の

問いを背いた


耳に響くのは

燐寸の断末魔

時が奪うのは

倖せな説明書


罰に気付く程

罪深くは無い

ただ日々の中

多く祈るだけ


死灰となれば

泪さえ忘れる

記憶となれば

或いは誇れる

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「現世と炎」 煩先生 @wazurai

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