男性ファッション誌が意外なところから注目された話
あまり間を空けずに更新です。こいつ一体何があったんでしょう。だいたいこういう時あとでヘタるんで、長い目で見てやってください。
女性ファッション誌の話をしたので、ついでに男性ファッション誌のお話をしますね。
ちょっと前にツイッター上で、『メンズプレシャス』という雑誌が意外な面から一躍注目の的となったことがありました。
『メンズプレシャス』は、贅沢に金をかけられる年齢層高めの男性層を狙った季刊(年4回発行)の雑誌です。
書店で見かけましたら手にとってみてください。
これがすごく分厚くて重いんです。いい紙を使っているのがよくわかります。
表紙も渋く光沢を放ってます。
最近女性誌は電子化の煽りを受けているというのもあってか薄くなっているものも多いのですが、不思議と男性誌は分厚いままですね。
さてその分厚くそこそこ値段の張る雑誌がどうしてツイッターで脚光を浴びたのかと言いますと、「イケおじ」――ナイスミドルがたくさん載っている写真集として観賞用にいいと(主にオタクの)女性のあいだで話題となったからなんですね。
つまり本来男性が見る雑誌に女性からの熱い視線が注がれたというわけです。
元雑誌担当者としてはなかなかに興味深い現象でございまして、いつかこれは書店員エッセイに書こうと思っていました。
完全に旬は過ぎてしまった話題ではありますが……蒸し返すのも良い機会なのではないかと……!
男性誌のコーナーに女性が立つというのはやはり勇気がいるのか私が書店勤めしていた頃にはそのような女性の方は見られなかったのですが、今ですと少し事情も違うかもしれませんね。
彼氏に買ってきてもらうという手段を取っておられるかもですし……!
ここでみなさまに共有しておきたいのは、何もおじさんが見られる雑誌は『メンズプレシャス』だけではないぞという知識でございまして。
ほかにも創刊以来パンツェッタ・ジローラモが表紙を飾っていることでも知られるちょいワルオヤジ向けを謳う『LEON』。それ以外にも『Safari』『MEN'S CLUB』『UOMO』『GQ JAPAN』など、月刊のものも実はたくさんあります。
『Safari』などはコンビニにもあるかもしれませんので、男性誌コーナーに足を運びづらいという女性におかれましては、そちらでもパラパラと試し読みしてみてもいいかもしれませんね。
というわけで今回もまた、前回に引き続きまして露骨に女性層に向けたお話をお届けしているのですけれど……これかなりエッセイのカラーが変わってますね。なんだかすみません。
雑誌について書くお話。なるべく集中連載のような形で早めに駆け抜けて参りたいと思いますので、どうか今しばらくの間、お付き合い頂きますとさいわいです。
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