第17話 追いかける恋愛は実り難いが面白い
実らないのであれば意味がない。。。と言われればあくまでそれまでなんだけど。
追いかけられる恋愛は、相手のことをあまり深く考えない。
追いかける恋愛は、追いかけるが故に必死に相手のことを考える。
もちろん、現実の恋愛は単純にどちらか一方というわけではなく、その強弱の駆け引きなんだけど。
それが片方に偏っていれば、追いかける方になったり、追いかけられる方になったり。
それでも、追いかける側はそれだけ必死なのだ。
適当に追いかけても掴めない。
だから、一生懸命追っかける。
その一生懸命さが、身勝手さに見えたり、怖さに転じたりすることもあるだろう。
だから、追いかける恋愛は失敗しやすいという結論になるのだが、同時にその誠意が何かの偶然によりきちんと伝われば、理想的な恋愛になる可能性も秘めている。・・・もちろん、そんな偶然がごろごろ転がっていると言うつもりはない。
私達は、人生においていろいろな楽しみを有している。
楽しみとは何か?楽しみ、FUN、PLEASANTNESS
それは、自分が打ち込めるもの、のめり込めるもの。
わくわくどきどきするもの、非日常、非定常、常に変わるもの。
恋愛はまさにそれではないか?
追いかける恋愛こそ、相手にも好きになって欲しいという欲求を満たすための最高の娯楽なのである。
確かに、こんな極端な分類に全てを封じ込められるとは私も思わない。
でも、追いかける恋愛はそこに自らの様々な能力や思いや時間などを注ぎ込むこと。
乗り越えるべき目標が明確にあるもの。
だからこそ、仮にそれが難しものではあっても止められない。
そして、それを普段から楽しめるものがある。
アイドルの追っかけはまさにその延長にあるのだ。
ただ問題もある。
正常な心理上でのこうした行為は悪くはない。
しかし、それが有るレベルを超えれば、、、、ストーカーになったり、ねじ曲がった情愛を抱いてしまうこともある。
そこに嵌り込む心理として、楽しみの部分が少なからず悪さをするのだろうと考えると、なかなか悩ましい。
「人生は義務ではなく権利である。」
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