第23話 海運協会の闘技場
男は俺の前まで来ると俺の顔を覗き込む。
「うーん、あんたであの怪物がやれるかな?」
「見てみないと分からんが、そんなに強いのか?」
俺が聞くと男は真剣な顔になった。
「強い何てものじゃない。奴は船を丸ごと沈めるからな」
何でも、そのクラーケンと言う魔王は船を見つけると船に絡みつきそのまま締め付ける様に船を破壊して海に沈めるのだという。目的は積荷と乗っている人間を食うためだと男は言う。
「あんた名は?」
「俺の名はピヨールだ」
「ワン!」
お前を呼んだんじゃないぞピヨール。俺は元気よく吠えたピヨールの腹を撫でてやる。
「女連れで犬を連れたピヨールだと? 何処かで聞いた事がある様な……まあ良い、あんたらその依頼書の内容もうちょっと良く見た方が良いぞ。その依頼を受けるには条件が色々あんだよ」
男が俺が持っている依頼書を奪うとロンダが短刀を抜こうとしたので俺と男が慌てて止める。
「落ち着け! この依頼を横取りしようなんて奴はタリフにもマルンにも1人も居ねえよ! 皆、命が惜しいからな。良いからここを見ろ」
男が指をさした所には確かに条件が書かれていた。
【この依頼は以下の条件の何れかを満たした者のみが受ける事が出来る】
【討伐に向かう船、船員を自分で用意できる者】
【闘技場で決勝に残った者】
【海運協会が認めた者】
【タリフ町長が認めた者】
なるほど俺が達成できそうなのは2番目の闘技場だけだな。
「我が名はアスタルテ。女王マリア様、そして我が師ビラボア将軍に仕えし騎士だ。そしてここにおられるのはミノア王国救国の勇者ピヨール殿とその姉上、戦鬼ロンダ殿だ。このお二人に倒せぬ敵などおらん!」
アンが店内に響き渡る大声で叫ぶ。自分がと言うよりは俺とロンダが目の前の男や店内の者たちに品定めされているのが耐えられなかった様だ。
「ぶはっ!」
「出たよ、勇者さまだと」
「いるんだよ何処にでも、騎士様と勇者様は」
「酒場で勇者を名乗るなんて何処の田舎もんだ?」
アンの言葉を笑いのネタにして店にいる連中が騒つく。
「……」
アンは悔しそうな目で俺とロンダを見る。その顔をみたロンダの表情が一瞬強張った。
これは、ヤバい事になりそうだ。
俺はその場を飛び退くとアンとアンジェリカの頭を押さえてしゃがみ込んだ。間一髪、俺の頭上を高速で小石が通過する。
ガシャガシャガシャガシャ!!
「うわ!」
「何だ!?」
「冷た!」
「のわっ!」
先程アンの言葉を笑った者達の持っていたグラスが次々に砕け散った。
「な!」
俺たちに話しかけてきた男が何をされたのか分からず目を見開いて辺りを見渡している。
「俺の弟子が嘘を言っていると思うか?」
ロンダが男に詰め寄り男の顔を見下ろす。
「い、いや……そんなつもりは無い……です」
「だが、闘技場は面白そうだ。俺たち全員で出てやるからお前が案内しろ」
ロンダが男の肩に手を置き、ニヤリと笑う。
「ひぃぃ!」
男の口から絞り出した様な悲鳴が漏れる。
「勝ったら賞金がでるんだろうな?」
ロンダが肩を掴んだ手に力を入れる。
「出ます! 出ます! もちろん出ます!!」
俺たちは男の案内で闘技場に向かった。
俺たちに話しかけて来た男の名はメウロバルトと言い海運協会の者だった。積荷の確認が終わって酒を飲んでいた時に俺たちが海の魔王の依頼を受けようとしているのを見て声をかけて来たらしい。男の案内で俺たちは人集りの中を進んでいった。町の外れらしき場所に幾つもの幕が張られ店が並んでいる。
「祭りか?」
ロンダが聞くとメウロバルトは自慢げに答える。
「いやいや、ここじゃ毎日こんなもんだ」
そう言った後で直ぐにロンダの顔を見て言い直す。
「あ! す、すみません。いつもの癖でつい……ここじゃ毎日こんなもん……です」
「ん? 気にするな。普通に喋っていいぞ」
ロンダは露店の1つを指差しメウロバルトに聞いた。
「あれは美味いのか?」
たれの甘い匂いが漂う串焼きを指差すロンダの質問にメウロバルトは態度で答えた。走って戻ってきたメウロバルトの手には4本の串がある。俺たち全員分の串を買って来てくれるとは中々気前のいい奴だ。
「美味そうだな」
「はい! どうぞ!!」
メウロバルトが言い終わるよりも早くロンダは4本の串を奪い取り、瞬く間に食べ終わると串をメウロバルトに返した。
全部食うのか。
俺は夕方で少し減り始めた腹を触りながらアンとアンジェリカを見る。2人も残念そうにしている。
「少し待て」
俺はメウロバルトにそう言って先程の串を3本買ってきた。なけなしの金が更に減ってしまったが闘技場の賞金に期待するしか無い。アンとアンジェリカに1本ずつ渡すと何故かロンダも手を伸ばしてきた。
お前はさっき4本食っただろ。
そう口から出かけたがロンダの目がそれを許さなかった。先程のメウロバルトもきっと同じ気持ちだったのだろう。俺が無言でため息をつくのをメウロバルトが思いやる様な目でこちらを見つめていた。
結局、追加でもう1本買い俺とピヨールで分けた後、まだ足りないぞと言う腹をそのままに俺達は闘技場の控室に案内された。既に試合は始まっていたが飛び込みの参加も可能らしく俺たちはメウロバルトの紹介で参加する事になった。参加料も無料だ。
「通常飛び込みの場合、先に闘士と試合をして実力を示す必要があるが、俺の紹介だから今回は不要だ。いきなり賞金の出る試合が出来るぞ。今日の参加人数は16人、3回勝てば決勝だ。優勝すれば全部で銀貨15枚の賞金になる」
銀貨15枚で生命を賭けるのが安いかどうかは分からんが、負けそうになったら参ったをすればいいらしいので、けっこう気軽に参加する者もいる様だ。
「斬っていいのか?」
「もちろんだ」
ロンダの質問にメウロバルトが即答する。
「お前たちは見学だ」
アンとアンジェリカにロンダが言うと、アンジェリカはホッとした顔になり、アンジェリカは不満そうな顔をした。
「俺たちがいない間、アンジェリカを護れるのはお前しかいない。任せていいか?」
俺がそう言うと、アンはしばらく考えてから俺の目を見てうなづいた。
「だがもしこの2人に何かあったら、お前もその何とか協会もただでは済まさん」
ロンダがメウロバルトの肩を掴む。
「ひぃ! は、はいぃ!!」
「出番だ。えーっと、ピヨールはいるか?」
俺の名が呼ばれた。
正直、卑怯かなとも思ったのだが、ピヨールが肩から降りようとしないので俺はそのまま出て行った。当然の様に捲き起こる嘲笑で闘技場は包まれる。笑っていないのは俺の後ろにいるロンダとアン、アンジェリカと笑えばロンダに何をされるか分からないメウロバルトぐらいのものだろう。
俺の前に立っている男も俺を見て笑っている。手には丸盾と片手で持てる曲剣を持っている。あまり見ない装備だが、ここは港町なのでそう言う奴も居るのだろう。言葉も通じなさそうだが、試合開始を知らせる鐘の音は分かった様で盾を前に構えた独特の体勢で俺に向かって来た。
腕一本ぐらいなら死ぬこともあるまい。
俺は光の剣を水平に振り抜いた。
「ぎゃあああぁあぁぁ」
男は盾ごと腕を落とされ、その場にうずくまって転がっている。
まあ、そうなるわな。
うおおおぉぉおおぉおお!!
会場が歓声に包まれる中、試合終了の鐘と共に屈強な男が現れて俺に木の札を渡し、転がる男とその腕を拾って反対側の出口に帰って行った。俺はそれを見届けてから自分の控え室に戻る。
「腕一本とは優しくなったな」
ロンダが俺を見て笑う。
「次はちゃんと仕留めてやれよ」
狩りの時と同じ様に俺を諭すロンダだが、これが俺の心を労わっている言葉だと気付くいたのは俺が1人で旅をする様になってからだった。
俺の試合を見ていた連中は控え室でも俺たちから少し距離を取る様になったので、アンやアンジェリカにちょっかいを出そうとする者は減るだろう。
「これを渡されたが何処で換金するんだ?」
俺が渡された木の札をメウロバルトに見せると海運協会の建物で換金するらしい。そこにはどでかい金庫とそれを護る用心棒たちがいるから襲われることは無いらしい。
「その金庫を斬った方が稼げそうだぞピヨール」
ロンダが真顔で言う。
「ああ、そうだな」
俺が剣に手をかけると、メウロバルトが慌て出す。
「ちょ! ピヨールの旦那にロンダの姐さん! 冗談は止めて下さいよ!」
慌てるメウロバルトを見てロンダは楽しそうだが、アンとアンジェリカは本当にロンダが金庫を襲いそうで冷や汗をかいていた。アンとアンジェリカだが、アンジェリカを護ると気合いを入れているアンの緊張がアンジェリカにも伝わってしまい先程からずっと2人とも一言も声を発していない。
「今はそんなに気を張らなくていいぞ。俺もロンダも一緒だからな」
俺はアンの横に座り声をかけた。
「これは騎士に与えられた任務。気を抜くわけには、ひぁ!」
俺はアンの肩を抱く様に掴み、軽く引き寄せた。
「まだあと3試合程ある。今はまだ気を抜いていろ。力の入れどころを見誤ると長期戦で生き残れないぞ」
俺がアンの目を見つめるとアンは顔を赤らめて頷いた。
「抱くのか?」
「抱きますね」
「旦那、ここではちょっと」
「抱かんぞ」
俺が3人に対し否定をするとなぜかアンが悲しそうな顔をした。
いや、こんな所でそういうことはせんぞ。
「クゥーン」
何故かピヨールも悲しそうだ。俺は早く次の試合が始まるのを願った。
ロンダが名を呼ばれて控え室を出て行くのに俺たちも途中まで同行した。控え室の様子は観客席から見えない様に隠されており幕と幕の間の通路を進んで試合会場に入る事が出来る。観戦目的の俺たちはその少し手前にある幕の隙間から会場に入る。自分の試合の時にはちゃんと見ていなかったが、観客たちは試合が始まる直前まで結果に金を賭けていた。
ロンダの倍率が高い様なので俺も参加する事にした。メウロバルトにそれを告げると俺が持っている木の札で賭ける事ができるらしく、それを頼む事にした。戻ってきたメウロバルトにロンダの倍率を聞くと3倍ほどだそうだ。相手の倍率は1.2倍ほどらしいので相手の方が人気があるらしい。
既に会場にいるロンダの相手は普通の剣を持っているよく見る装備の男だ。革と鎖で出来た動きやすそうな鎧を着ている。女であるロンダを見ても全く侮る様子が無いことを見ると、戦い慣れている様だ。
何かをロンダが話している様だが、その声は聞こえない。そんな中、試合開始の鐘がなった。
相手の男は剣を両手で持ち正面に構える。ロンダは短刀を右手に持ち、左手を相手に見えない位置に忍ばせた。先に動いたのは男の方だ。剣を少しだけ上に引き上げると、斬るというよりは突く様に真っ直ぐロンダに向かって行く。
「ぐあっ!」
ロンダの少し手前で男の突進が止まる。踏み出した足の甲に深々ともう一本の短刀が刺さっている。
その瞬間、男の首にロンダの短刀が突き刺さる。必要な場所に必要な深さで。男は声も出ずに絶命した。
うおぉおおおおぉおぉぉお!!
返り血を浴びたロンダが男の足と首から短刀を引き抜くと俺の時と同じ様に試合終了の鐘が鳴り、屈強な男が現れて木の札を渡して行った。
「まあまあだ」
控え室に戻ったロンダはそれだけ言うと短刀の手入れをする。試合終了と共に姿を消したメウロバルトが駆け足で戻ってくる。
「旦那、こちらを」
俺に木の札を3枚渡すと俺の前に腰をおろした。
「姐さんは凄いですね。次は俺も賭けさせてもらいますよ」
ロンダの強さを目の当たりにして、スッカリ魅了された様で帰ってきてからずっとロンダばかりを見ていた。
順当に勝ち進んだ俺たちの手元には4枚の木の札がある。メウロバルトに聞いたところ、この木の札1枚でマルンまでの船賃1人分の銀貨3枚の価値があるらしい。そういう意味では既にここで戦う意味無い様だが、海の魔王は斬っておきたいので決勝まではやるつもりでいた。
1戦目と2戦目の賞金はどちらも木の札1枚だが、3戦目と決勝は違う札を貰うらしい。それら4枚の札を合わせて銀貨15枚と換金出来るという事だ。メウロバルトの話では俺とロンダは決勝まで行かないと当たらない様に手配済みだと言う。こいつにそんな事が出来るだけの力があるとは思っていなかったので、少しだけ俺はメウロバルトの事を見直した。
2戦目までの間にしばらく時間があるという事で俺たちは闘技場内の屋台でちゃんとした夕食を取ることにした。
「あの、これからまだ試合があるのに腹一杯になって大丈夫なんですかい?」
メウロバルトが俺とロンダに真剣な顔で聞いてくる。
「大丈夫だ」
「大丈夫だ」
俺とロンダはそれだけ言うと運ばれた料理に手を伸ばす。
「ワン!」
ピヨールが鋭く吠えた。
「毒か」
俺の中に流れ込んでくるピヨールの意識から、その警告が毒である事が分かった。俺は立ち上がり皿を持って厨房へと向かう。ロンダは匂いを嗅いでから毒の入っていない料理だけを選び出し1人で食べ始めた。
「ロンダ殿! 毒があるのでは!?」
アンが止めようとする。
「毒があるのは、このスープと水だけだ。肉と葉っぱは大丈夫。修行すればお前にも分かる様になるぞ」
ロンダニヤリと笑う。
いや、ならんぞ。それはお前だけの能力だ。騙されるなよアン。
「はい! 鼻も鍛えます!」
アンは直ぐに騙された。アンとアンジェリカは恐る恐る自分達の前にあるきざみ野菜に手をつけている様だ。俺が様子を見ている間にメウロバルトが厨房から出て来た。先程、俺たちに料理を運んだ男を後ろ手に捕まえている。
「旦那、こいつが金を貰ってやったらしい。毒を入れたのはスープと水だけだと言ってます。こいつの処分は我々、海運協会に任せて貰っていいですかい? きっちり責任取らせますんで」
「ああ、分かった」
俺はメウロバルトと海運協会の面子を考えて、後のことは任せる事にした。その後、お詫びという事で酒と料理が次々と運ばれて来た。俺は適度なところで抑えていたが、ロンダは来たものを全て食べて飲んでいた。更にアンとアンジェリカにも残さず食う様に言いつけたせいで、2人は泣きながら食べ続けていた。
「無理するなよ」
「は、はい……うぐっ」
「も、もう……無理ですぅ……」
アンとアンジェ0リカが残した分は俺が食べて処理をした。お腹が苦しくて動けない2人を抱えて俺たちが控え室に戻ると俺の名が再び呼ばれた。
控え室を出る前に4枚の木の札を俺に賭ける様にメウロバルトに頼み俺は試合会場に向かった。俺の相手は背を向けて何やら係りの者と話をしていたが俺が入ってきた時の闘技場の騒めきで慌てて振り返る。目が合った瞬間の男の驚きとも苛立ちとも取れる表情から俺たちに毒を盛ったのがこの男だという事が分かった。
いろいろ聞かねばな。
1戦目と同じ様に光の剣を抜き構えると開始の鐘が鳴る。だが男の手には武器は無く棒立ちのままだ。しばらく様子を見ても全く動こうとしないので俺はつい剣を男の腹に刺してしまった。
「あ、すまんな」
「い、いてぇぇぇぇええぇ」
剣の先が腹に刺さっているのに男が暴れたせいで傷口がどんどん広がっていく。俺が剣を抜いた時には既に男は瀕死の状態だった。
聞きたい事があるから治してやるか。
俺は肩の上のピヨールを横たわる男の腹の上に置いてやった。ピヨールはいつも通り光り出し男の傷口は塞がっていく。その間もずっと男は悲鳴を上げ続けていたので周りから見ると俺は瀕死の男に拷問をしている様に見えているかも知れない。
「おい、もう傷は治ったぞ。それより、お前が使った毒は水溶性の粉末で、水とスープだけだったんだよな?」
俺がそう聞くと男は目を見開く。
「ど、どうしてそれを! あの薬は無味無臭で今まで一度だってばれた事が無いのに……」
「そうか、で、飲んでいたらどうなったんだ?」
ピヨールを肩に戻し、光の剣を首元に当てると男は泣きながら答えた。
「ひあぃ! す、少しの間、ほんの半時間程だけ……は、腹が痛くなる薬でですすす」
腹が痛くなるだけか。
「本当だな」
「本当ですすう」
しかし無味無臭の毒を臭いだけで気づくとはロンダの鼻は侮れん。
「これは毒のお礼だ」
俺は必要な情報が聞けたので、もう一度男の腹に剣を差し込んだ。
「ぐえぇぇええぇ!」
断末魔の様な呻きと共に男は地面を転げ回っている。試合終了の鐘と共に俺は木の札を1枚の受け取り控え室に戻った。アンやロンダから何をしていたのか聞かれたので、それを全て説明しているとそこにメウロバルトが駆け込んできた。
「だ、旦那!! さっきのは一体何ですかい!?」
俺と肩の上のピヨールを交互に見ながらメウロバルトは興奮している。
「あ、すみません。こちら預かっていた物です」
興奮しながらも俺に木の札をちゃんと渡すとは律儀な男だ。渡された木の札は8枚。倍率2倍ならまだマシだろう。
「で、旦那! さっきのは一体?」
メウロバルトが俺に詰め寄る。
「勇者の力だ」
「え?」
「あれが勇者の力だ」
「うそでしょ?」
「嘘ではない」
「うそでは無いのですか……いや、うそでしょ?」
「お前も斬られて見るか?」
「いえいえいえいえいえいえ! けけ結構です!」
「信じるか?」
「信じます」
メウロバルトは俺とピヨールの力を信じたようだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます