第六章 おもちゃが大好きな貴方に
第17話 おもちゃが大好きな貴方に①
地平線に日が沈みかける頃――。
アッシュは相棒を操り『ラフィルの森』の街道を爆走していた。
背の高い広葉樹で覆われた景色が高速で流れていく。
外壁を出て二十分。王都から続くこの街道も、市街区の桟橋近くまでならまだ人気も多かったが、ここまで離れると通行人もほとんどいない。
だからこそ、アッシュも容赦なかった。
黒い鎧機兵の足が街道を踏み抜くと、落雷にも似た爆発音と共に土塊が舞い上がる。雷音は連続して鳴り響き、その度に黒い機体は十セージル近い距離を一足飛びで移動していた。まさに文字通りの――爆発する走行である。
それは、足の裏から恒力を噴出し、圧倒的な瞬発力を得る《黄道法》の闘技。
――その一歩は、雷を呼ぶ。
ゆえに《雷歩》と呼ばれる技を連続使用してアッシュは爆発的な加速を得ていた。
あの後、闘技場で団長と別れたアッシュは、まずユーリィの気配を探る事にした。
タイミング的に、ユーリィとサーシャは一緒にいた可能性が高い。
ならば、ユーリィも共に攫われているかもしれない。彼はそう推測したのだ。
アッシュは額に意識を集中させる。
これは、人の気配を感知する《星読み》という技法だった。
その探査範囲は《万天図》の実に十倍――。
習得の難しさから、感知法の奥義と呼ばれる技法なのだが、実は欠陥がある。
なにせこの技法、細かい融通がほとんどきかない。気配の区別や探査範囲の絞り込みなどは一切出来ず、ただ範囲内にあるすべての気配を感知するだけの技法なのだ。
対象が指定出来ない探査など使い勝手が悪すぎる。そのためか、習得の難しさ云々以前に敬遠される事が多く、今では使い手がほとんどいない不遇の技法でもあった。
だが、アッシュは、あえてこの廃れた技法を使う。
何故なら――ユーリィが《星神》だからだ。
それも《彼女》以外ではただ一人しかいない《金色の星神》だ。
元々、《星神》の気配は、一般人に比べてかなり大きいのだが、その中でも稀少種であるユーリィの気配は、完全に別格だった。
彼女を探し出す事は、それこそ夜空の星の中から月を見つけるぐらいたやすい。
その上、この国には他の《星神》がいないのだ。間違えようもなかった。
と、そうこうしている内に、ユーリィの気配はすぐにつかめた。
かなり遠い。どうやら王都の外――『ラフィルの森』方面にいるのようだ。
『ラフィルの森』とは王都に最も近い大森林で、狩場や資材源として重宝されている森だ。一部の貴族や富豪はそこに別荘を建て、行楽地としても利用しているらしいが、そんな場所にユーリィが今出向く理由もないので、共に攫われたという推測は当たりのようだ。
かくして、彼はすぐさま相棒を召喚すると爆走を開始し――今に至るのである。
「――うわッ! な、何だあ!」
たまたますれ違った狩人の男が、途轍もない速さで疾走する機体に腰を抜かした。
しかし、そんなことには構わず、アッシュは相棒をさらに加速させる。
アッシュの胸中は嵐の如く荒れていた。
なにせ二人の状況がまるで分からないのだ。
ユーリィの気配を見つけることは出来たが、だからといって、彼女が傷つけられていないとは限らない。そもそも二人が攫われた理由さえ分かっていない。
アッシュは唇を強くかんだ。少女達の安否を思うと胸が張り裂けそうだった。
久しぶりに、憤怒と憎悪で心が満たされていくのを感じる。
時が過ぎるほど、ジラールを殺さないでおける自信がなくなっていく。
この殺意を抑えるためにも、まずはどんなことでもいい。
とにかく情報が欲しい。
「……そうだな。差し当たり、あいつらから事情を教えて頂くか」
街道を穴だらけにした黒い鎧機兵はわずかに方向を変え、森の中へと突入する。
整地もされていない幅の広い獣道。その進路の先には二人の男がいた。
馬に乗って森の中を移動する黒い服の男達が――。
◆
少女達は一階の応接間へと案内されていた。
サーシャの傷を治癒した直後に、この館の主に呼び出されたのだ。
そこには館の主――ジラールがすでにいて、
「やあ、よく来てくれたね、サーシャ。それとお嬢さん」
と、大仰な会釈をしてくる。笑顔で出迎えてきた男を、サーシャは睨みつけた。
「――ジラール。私達を解放しなさい」
単刀直入に告げる。が、ジラールはフフンと鼻を鳴らして、
「そうはいかないな。何故なら、君達はすでに僕が《購入》済みなんだからね」
彼の台詞は、まさに予想通りのものだった。
(……ジラール……。あなたは――)
サーシャは改めて認識する。
顔見知りが、本当に人でなしに堕ちてしまったことに。
「あなた、本当にそこまで堕ちてしまったの……」
「ふん。今時、人身売買など珍しくもなんともないよ。それが今回は、たまたま《星神》だった。ただそれだけのことさ」
一切後悔を見せず言い放つ男に、サーシャはギュッと拳を握りしめる。
すると、ユーリィがその手を掴み、
「……メットさん。この男はもうダメ。心の底から腐っている」
サーシャは無言で頷いた。確かにそうだ。もはや向き合うだけで吐き気がする。
正直、会話もしたくはない。――が、サーシャは思い直すようにかぶりを振った。
この男には、どうしても訊いておきたいことがあるのだ。
「……一つだけ答えて。ジラール」
そこでサーシャは一度息を吐いた。ここから先は言葉を選ばなければならない。
この男は先程、自分達を《購入》したと言った。
それは、ユーリィのことも含まれる。
まさかこの男が、自分さえ知りもしなかったユーリィの素姓を知っているとは思えない。だが、もしも知っているとしたらユーリィの危機は自分の比ではない。
サーシャは緊張を隠しながら、
「どうしてユーリィちゃんまで《購入》したの? この子は普通の人間なのよ」
ユーリィの肩に両手を置き、ジラールに問う。
振り向き自分を見上げるユーリィに、サーシャは強い意志を秘めた笑顔を向ける。
――ここは私にまかせて。
そう語るサーシャの瞳に、ユーリィは頷いた。
サーシャは視線を前へと戻す。と、そこには怪訝な顔をするジラールがいた。
その表情を見て、まさかと緊張が走るが、それは的外れな杞憂に終わる。
ジラールは単純に、「ユーリィ」という名前に聞き覚えがなかったのである。
「……ユーリィ? ああ、そちらのお嬢さんのことか」
が、すぐにもう一人の少女のことだと察した。よくよく思い出すと、言葉こそ何度もかわしていたが、互いに自己紹介など一度もしていなかったのだ。
「いやなに、その娘はついでだよ。なにせ随分と悪態をつかれたからね。少々教育をしてあげようと、そう思っただけさ」
その台詞に、サーシャの表情が険しくなる。どうやら懸念していたこと自体は杞憂だったようだが、今の台詞は女として聞き捨てならない。
――この男は本当に最低だ……。
サーシャはユーリィを庇うため、少女を自分の背に隠す。
その態度にジラールは「嫌われたものだね」と肩をすくめた。
「さて、雑談はここまでにして本題に入ろうじゃないか」
ジラールは芝居がかった仕草で、サーシャに手を差し出し――そして願う。
「――さあ、《銀色の星神》よ。僕の《願い》を叶えてもらおうか」
◆
「……しかし、あれで良かったのか?」
「仕方がないでしょう。買い取るの一点張りで、まるで話を聞かないのですから」
「だが、あの女はどうみてもハーフだぞ。あのガキのことだ。騙されたと言って、また癇癪を起こすんじゃないか?」
「そうかもしれませんが心配するほどダダはこねないでしょう。あの坊やはわざわざハーフじゃない少女にも金を出していますし。別の意味でも楽しみたいのでしょう」
スコットは、エリックの言葉に、少女達の容姿を思い出す。
「……ああ、そういうことか。外れなら外れで、楽しめるということか」
「ええ、二人とも将来が楽しみな容姿でしたから。そう思うと心が痛みます」
一切表情を変えずに、心にもないことをエリックは言う。
彼らにとって、《商品》でない少女達は、それこそどうでもいい存在だった。
あえて気がかりな点があるとしたら、急な対応で拉致の痕跡を消せなかったため、この国の治安部隊が動くかもしれないことだが……。
(まぁジラール家の権力ならば握り潰すのも容易でしょうし。無用な心配ですかね)
そんな事よりも、ジラールの別館などに行ったためすっかり日が暮れてしまった。
さっさとこの森を抜けて街道に出なければ王都に着くのは夜中になってしまう。
エリック達は馬を急がせようとする。
が、その時、突然二頭の馬が怯えるようにいななきだした。獣でも出たかと不審に思っていると、スコットがある異変に気付く。
「……なあ、何か雷が落ちたような音が聞こえないか?」
「何を馬鹿な事を。もうすぐ日が暮れるとはいえ、この天気ですよ。雷など……」
と、そこに至って、エリックもその音に気付いた。
――聞こえる。確かに雷が落ちたような音だ。それも一定間隔で聞こえてくる。
「……一体何ですか、この音は……?」
「どうも、さっきより音が大きくなってないか?」
確かに音は徐々に大きくなっている。
どうやら街道の方から聞こえてきているようだ。
不可解な現象に若干の恐怖を抱きながら、黒服達は街道の方に視線を向ける。
数々の修羅場をくぐってきた彼らの直感が、警鐘を鳴らしていた。
「……スコット。馬から下りていつでも鎧機兵を呼べるようにしておいて下さい」
「分かっている」
そしてエリック達が身構える中、遂にそれがやってきた。
その黒い影は激突にも等しい勢いで大地に降り立った。
轟音を立て両足が地を削る。
――が、それでもなお勢いを殺しきれないため、黒い影はさらに尾を楔の如く大地に突き刺した。まるで竜の爪跡のような三本の軌跡が地表に刻みつけられる。
そこまでして、ようやく黒い影は――アッシュの操る鎧機兵は停止に至った。
エリック達は唖然とした。――今のは何だ? 一体何が起こった?
百戦錬磨のはずの彼らが、あまりの出来事に現実を受け切れないでいた。
間抜け面を晒す二人組みに、アッシュは頭をかきながら、
「あのさ、ちょっと聞きたいことがあるんだが……」
と前置きし、返答もまたず問いかける。
「アンディ=ジラールさん宅は、こっちでいいのかい?」
その名を聞いた瞬間、男達がわずかに緊張したのをアッシュは見逃さなかった。
たまたま進路上にいたので、もしやと思いカマをかけたがどうやら当たりらしい。
警戒心は裏に隠し、アッシュは黒服達を隙なく観察する。
しばらくの沈黙を経て、剃髪の黒服の方がようやく口を開いた。
「……ジラール氏に、何か用か」
「ああ、うちのお姫様達がお邪魔していてね。これから迎えに行くとこなんだよ」
「「…………」」
エリック達は、アッシュに気付かれないように読唇術で声なき会話を行う。
(どうする? この男、どうやってかは知らんが、事情を知っているようだぞ)
(どうするも何も、ここで《処分》するしかないでしょう。今後の事もありますし)
「いや、事情はよく分かっていないんだが、まあ、喧嘩を売る気なら買うし、そしたら、あんたらが、今後の心配をする必要もなくなるんで安心しろ」
「「――ッ!!」」
読唇術を完全に読まれ、エリック達は絶句する。
二人は改めて目の前にいる白髪の男が、敵であることを認識した。
騎乗している機体こそ業務用だとしても、そもそもこの男は登場からして尋常ではない。恐らく鎧機兵なしでは対抗出来ないだろう。
エリック達は鎧機兵の使用を覚悟する。
(……まさか、この国で我々の機体を、さらけ出すことになるとは……)
身構えた黒服二人の反応に、アッシュは不敵な笑みを浮かべた。
本来ならば、敵が態勢を整える前に叩くのがセオリーだが、アッシュはあえて黒服達の鎧機兵召喚を待った。どうせなら全力を出させ、心が折れるまでぶちのめした方が情報を入手しやすい。経験則からそう判断したのだ。
だが――今回、それは失敗だった。
アッシュは、鎧機兵の召喚を待つべきではなかった。
しかし時すでに遅く、黒服達の転移陣は光り輝き――……。
かくして状況は激変した。
黒服達が召喚した、剣を携える赤い鎧機兵と、突撃槍を持つ蒼い鎧機兵。
騎士型であるその二機の肩に刻まれた紋章を、アッシュは――見てしまったのだ。
――《黒き太陽の御旗》――
そう呼ばれる黒い太陽と逆十字を重ねた紋章が、アッシュの心を凍りつかせた。
彼の脳裏に、生前の記憶が閃光のように蘇る。
劫火で紅く染まる空。
機械仕掛けの巨人どもに蹂躙される故郷の村。
二度と取り戻すことは叶わなかった、幼馴染の手の温もり。
――あの日、自分は殺された。
《黒き太陽の御旗》を掲げた鎧機兵に、間違いなく殺されたのだ。
惨めで無様な、最後の《願い》だけを残して。
今でも思う。捨て置けばよかったのだ。自分の女さえ守れない情けない男など。
なのに《彼女》は、そんな男のために命を懸けて――。
ああ、分っている。悪いのはすべて自分だ。《彼女》は特別な存在だった。
きっと遅かれ早かれ『敵』はやって来ただろう。ならば、自分は誰よりも強くなっておくべきだったのだ。
だから悪いのは自分だ。
幸せな日々に現を抜かし、いつまでも弱かったままの自分自身だ。
それは分っている。嫌になるほど。
しかし、それでも思う。どうしても思ってしまう。
こいつらさえいなければ――。
何故か微動だにしないアッシュを不審に思いながらも、エリック達は素早く鎧機兵を起動させた。恒力値が、最大値である一万二千ジンへと一気に跳ね上がる。
この鎧機兵達は《黒陽社》の中でも最新鋭機だ。千ジンにも満たない業務用に後れをとることなどあり得ない。黒服達はにやりと笑い、眼前の鎧機兵を睨みつけた。
そして、戦闘を得意とするスコットが挑発する。
『ふん。どうした? 怖気付いたのか?』
「――ん? 何だ、やっと準備が出来たのか」
アッシュは頭をポリポリとかき、
「しっかし、お前らって、本当に運がねえよな」
『……? どういう意味だ』
「いや、さっきまではお前らを少し小突いて情報を貰うつもりだったんだが――」
アッシュは笑う。まるで獲物を喰らう前の獣のような笑みで。
「お前ら《黒陽社》が相手じゃあ無理だ。どうしようもなく無理だ。正直、殺さずに済ませる自信がまるでねえよ」
『ッ! ……お前、我々が《黒陽社》だと……』
「そんな派手な紋章――《黒き太陽の御旗》を見りゃあ、誰でも分かるだろう」
と、平然と答えるアッシュ。黒服達の眼光が鋭くなった。
『……ふん。だがどうする気だ? 我々の最新鋭機、《蒼騎》と《赤皇》を相手に、そんな業務用の機体で挑むつもりか』
そして戦意を鼓舞するかのように、スコットの乗る蒼い鎧機兵――《蒼騎》が突撃槍を天に掲げる。続いてエリックの乗る赤い鎧機兵――《赤皇》も剣を横に振った。
だが、そんな二機に、アッシュは何の感慨も抱かず、
「そうだな。それでも構わねえが、お前ら相手に手加減すんのも馬鹿らしいか」
言って、機体の中から何かを取り出す。
――それは、アッシュの故郷で「小太刀」と呼ばれていた短剣だった。
黒服達に緊張が走る。経験からそれが召喚器だと察したのだ。
『貴様! 戦闘用の新しい機体を呼び出すつもりか!』
「いや、俺の相棒はこいつだけだ。これから呼び出すのは――こいつの片割れだ」
アッシュは手の中の小太刀を見つめる。これはかつての相棒の召喚器だった。
工房の職人になると決めた時にこの小太刀から銀のハンマーへと移し替えたのだ。
過ぎ去りし日々に思いを馳せ、アッシュは無言で小太刀を抜刀する。
――ひさびさに抜く刀身は、今も変わらず輝いていた。
そしてアッシュは小太刀を掲げ、相棒の真の名を呟く。
それに応じ、転移陣より召喚されたのは――。
『……これは……鎧機兵の外装なのか?』
『いえ、外装というよりも、まるで鎧のようですが……』
黒服達は、眼前に現れた鎧機兵の鎧を、警戒しながら凝視する。
骨組で支えられて一軍の将のように鎮座するそれは――まさに異形の鎧だった。
三層による胸部装甲と甲殻獣の背を思わせる手甲と具足。頭部からは前に二本、後ろに二本と、計四本の紅水晶のような角が天へと延びている。さらには鋭い牙が重なり合う事で閉ざされたアギトが鎧機兵の貌を獣のようにも鬼のようにも見せていた。
漆黒を基調に金色の縁取りで装飾した異形の鎧に、黒服達は目を奪われていた。
しかし、感嘆と同時に何故か強烈な既視感も抱く。
どうも眼前の鎧に見覚えがあるのだ。
『見事な外装ですが、しかし、この鎧どこかで見たような……?』
違和感から首を捻るエリック。そして、もう少し近くで見聞しようと、赤い鎧機兵が一歩踏み出そうとして――ガクンッと振動を感じた。
訝しげに振り向くと、同僚の蒼い機体が肩を掴んでいた。
『――スコット? どうかしましたか?』
『馬鹿ッ、迂闊に近付くな! まだ分からないのか! あれは、あの外装はッ!』
ごくり、と喉を鳴らし、
『――恐らく闘神の、鎧だ……』
その瞬間、空気が凍りついた――。
『ス、スコット? あなた今、何と言いました……?』
『ま、間違いない……。あれは闘神の鎧だ。俺は前に一度だけ実物を見たことがあるんだよ。だから、あれは、本物の……』
と、震える声でスコットは語る。
エリックは呆然とした表情で、眼前の白い髪の男を凝視した。
だとしたら、この男の正体は――。
『そんな……、まさか、《双金葬守》なのか……?』
その消え入りそうな、エリックの呟きに、
「ふん。そう呼ばれるのも久しぶりだな。――なあ、相棒」
アッシュは、冷笑を浮かべつつ、相棒のシートを感慨深く撫でた。
思えばこいつとの付き合いも、早七年になる。
共に闘い、共に傷ついたアッシュの相棒。まさに彼の力そのものだ。
だというのに、こいつには随分と不憫な思いをさせたと、少しばかり反省する。
なにせ、かつて闘神と謳われた相棒から武装を根こそぎ落とし、その上恒力値にまで制限をかけて力の大半を封じていたのだから、さぞかし不自由だったに違いない。
――だが、もう我慢しなくてもいい。
今この時だけは、思う存分に暴れさせてやろう。
「じゃあ、いくぞ……。久しぶりの全力だ! 武装しろ! 《朱天》ッ!!」
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