臨む空は海よりも遠い
世界の広さを知る度に、自分がちっぽけな存在だということを認識させられる。
井の中の蛙とはよく言ったもの。
世界の広さに
それが瞬きの間であっても、永き時であっても。
一歩先に垣間見えるのは、失意のどん底か、或いは新たな扉か。
予想以上の高さに怯え、立ち止まるしかないのかもしれない。
その畏れと同時に、もっと知りたくもなる。
不意を突いて、湧いて出るのは好奇心。
壁を越えることをやめたとしても、巨大すぎる世界に背を向けても、
ここで終わったら全てが無駄になることを知っているから。
――知りたい。その中に入りたい。
進む理由は、それだけでは駄目だろうか。
井の中の蛙大海を知らず。
小さな小さな世界だけの生き物。
されど空の青さを知る。
切り取られた空の深さと遠さを。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます