第6話 夫との日々を振り返ってみる2

いろいろ不運が重なったけれど、不運が重ならなくても、ずっと幸せな結婚生活が続いたか?と言われると疑問が残る。


まずはもと夫の家は親戚含めてかなりのインテリ一家で肩書き重視な感じだった。頑固な男尊女卑の家で、家のことは全部妻がやって、女は男をたてなければならなかった。

私はもと夫が「これからは女性も活躍する時代だよ」と言っていたのに、いざ結婚したら家事もやらない、親と同じで仕事優先の男尊女卑、優しいのは外面だけでがっかりした。


しかも仕事のストレスにも弱いし、断れないで人の嫌がることを押し付けられる。あげくの果てに頼んでもいないアフリカに行く職業について、頼んでいないことを頑張りすぎて、勝手に病気になって働けなくなり、それが「妻の役目を果たしていないから」ということにされる。お金まで奪われた。私の貢献度より財産分与はずっと少なかった。


もううんざり。

結婚ってこんなにガマンと犠牲ばかりで楽しくないものなの?これが何十年も続くの?

と思ったら、耐えられなくなった。


離婚は起こるべくして起こったのだと思うしかないですね。

しかも子供を作るのにも全く積極的ではなかった。「まだいいよ、まだいいよ」と伸ばし伸ばしにされて、外国に一緒に暮らしたときはずっとセックスレス。

おかげで今子供がいない。非協力的でろくでもない男の人と結婚してはいけない。


青春を、人生を返せと思った。

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