第94話
10日に2回の連休がある学院で、そろそろ5月の半ばが過ぎようとしている。早いと感じるか遅いと感じるかは人それぞれだが、僕はクラスの中ではいい感じのポジションをキープできている、と個人的には思っている。
色々相談を受けたりすることはあるが、概ね変な質問が来ることはないし、クラスの中での僕のイメージが、頼れる人と言うイメージで固まってきているようだ。意識誘導かって? それも少なからずあるけど、何もしないクラス委員長なんてただの飾りじゃないか。推薦してくれたデインズ先生には迷惑を掛けないようにするのも僕の役目だろう。
それはそうとリッテマン教授からもらった一覧表に教材と資料で気になることがあったので、昼休みにお土産を持参して先生のところを訪ねてみた。僕が気になったのは自動で動く水車や風車の他にも、“オーケストリオン”と言うオーケストラやバンドの曲を自動で再生する蓄音機に類するか、近い機械。現世で言うカセットデッキや
そんなものが存在していたなんて驚きではあるが、これは作るのに複雑な仕組みではあるがやってやれないことはない。色々な楽器を寄せ集めて、タイミングを合わせて音色を奏でさせる機械。これを売り出せば結構な収入になると思う。僕は曲の耳コピには自信がある方だし、前世の時サウンド担当のスタッフとも話が合ってよく話題を交えていたことがある。
あのゲームの世界の音楽。今でもしっかり覚えてるし、演奏しようと思えば楽器が……。そうだ、楽器を演奏できるようにと以前、礼節作法を教えられた時に言われたことがある。これは役立てられそうだ。僕の使える楽器は多岐にわたるが、この世界の楽器って結構種類が多いみたいで、前世に引けを取らないほどある。オーケストリオンの制作に役立てられるかもしれないな。
しかしこれは、木材や糸を多分に使うので大量生産はできない。言わばブランド品と言うか、高級品なのを売りにした方が良いと思われる。後は鉄でオルゴールを作るというのも悪くないな……。とりあえず、僕がやれる範囲の事ですぐに出来る事。楽器屋があればそこで楽器を買って演奏したものを蓄音機に入れてみるというのが無難な感じか。
今日は連休だし、仕事も昨日には大方片づけられた。後は国民に仕事がちゃんと斡旋させられるかどうかと言事くらいかな。準備不足で始めた仕事がだ、今ではそれなりに形として稼働するようになっている。関係部署には挨拶回りもしないといけないか。
それは明日に回して、とにかく使える楽器を揃えるのが早いかな。僕のインベントリには楽器もたくさん入っているが、この世界の楽器も見てみたいものだし。まずは蓄音機がどういう感じの物として出回っているのか調べるところからかな。
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で、お金をはたいて買えるだけの楽器は買ってみようと思ったけど。
「前世とほぼ同じじゃん……」
そうなのだ。見たはいいけど、殆ど僕が前世で使えていた楽器ばかりだった。蓄音機は機械式も魔道式もあったので、それをいくつか最新版を買っておいたが……。結局オーケストリオンよりも蓄音機の方が、無難で値段も手間もかからないと言った結論か。高級品として数台は目新しいものとし、売り出すなんてことで良いと思う。
これなら持ってる楽器で弾いても問題ないだろ。僕はそう思ってピアノから始まりアコーディオン、ヴァイオリンから始まりギター、フルートからリコーダー、バスクラリネットからテナーサクスホーン……は僕の身体では吹けない。肺活量がものをいうものは無理だ。それに大きさもあるしね。
お前どこの万能音楽家だよ、なんて突っ込みはやめてほしい。
音楽を売りにする、音楽は場面によって善にも悪にもなる。あー、これ球技大会で使ってもらえないだろうか。良い宣伝になりそうなものだが。うーん、とりあえず蓄音機は割りと高性能なものが揃ってるな。一日休みだし、頑張って引いて見るか――。
♦
で、弾き続けたら腕や手が痙攣してしまってる。楽器って普段使わない筋肉をよく使うって聞いたことがある。これは、引き過ぎによる筋肉のこわばりと筋肉痛が一緒に来てる感じがするな。ちょっとやり過ぎたけど、やり切った感じがするな。
そこに、僕の執務室のドアがノックされた。返事をするとデインズ先生、フリーヌ先生、リッテマン教授達がぞろぞろ入ってきた。何でも聞きなれない音楽が教員棟の僕の部屋から流れて来たからだと。あれー? サイレントをしてたはずだが、途中で音楽に集中し過ぎて解いてしまったのか?
僕が腕を冷やしているのを見て、原因が僕であることは明白になった。三人は部屋を見渡している。蓄音機の存在を目にしているのだろう。
「聞いたこともない曲が聞こえてくるから来てみれば、君かね」
「いやー、蓄音機の事を思い出して、練習で弾いていたんですが、やり過ぎてしまったらしく。サイレントの魔術が途中で切れてしまったようだです。ケンプ、頼むよ」
「はい」
「どうぞ、お座りください。お騒がせしてしまったみたいで申し訳ありません」
「ふむ、だが良い曲だった。今日は休みで寮に入っている生徒や、自分の部屋を持つ教員しかおらんかったからのう」
「この蓄音機、最新式じゃない!」
「フリーヌ先生、生徒の持ち物ですよ」
「デインズ先生、これ凄く高いし高性能なのよ? それを見た限り5台も、性能がまばらのもあるし、機械式もあるのね……。凄い財力だわ」
「何か目的があってしてたと見たが?」
「球技大会の放送で使ってもらえないかと思いまして。球技大会は言わば学生の為のお祭りの一つ。盛り上げるのに一役買えないかと思いまして。宣伝も兼ねて、音楽を売れないかと」
ほう? それは何とも奇抜なアイデアじゃな。音楽を売るか……。ありがちじゃが、多くは実行されぬことよ。よく考えたものだ。そう言って感心するリッテマン教授。
「元々はリッテマン教授から頂いた資料にオーケストリオンの事が書かれていまして。そこからヒントを拾いました」
「なんとなんと。柔軟な思考じゃて」
「それで、腕や手は大丈夫なの? 治療院に行かなくて平気?」
心配そうに聞いてくるデインズ先生に、僕は神聖術で腕から手を包むような光を放って見せる。
「どんだけ万能なのよ。呆れたわ」
フリーヌ先生は呆れた顔して、ケンプが出した茶を飲んで寛いでいる。
「何にもなければいいのだけど。無茶はいけませんよ?」
「少し久しぶりに弾いて見て熱が入ってしまって。今日はもう弾きません。明日は、お世話になった部署に挨拶回りに行くので、食事を摂ってから本を読んで寝ようと思います」
「音楽に気付いたのは午前11時頃で、あまりにも良い曲ばかり続くから聞きほれてしまってな。ここに向かうまでに6時間は経ってたんじゃないかの? 何かあればまずお主だろうと、まあ、デインズ先生の読み通りじゃったわ」
それはいかな先生でも、僕の評価にはどうなのか……。いや、今回の原因が僕である以上文句は言えないのだけど。
「ご迷惑ついでに、蓄音機に入れた曲を、放送で使わせて頂くことはできませんか? 良い宣伝になると思うんですが……」
「それは私達の一存では、ちょっとねぇ? コネッチス先生が放送委員の担当だから、一度伺ってみてはどう? 確かに国家や有名な曲ばかり流すのでは、生徒も飽きてると思うし。曲は選別されるでしょうけど。明後日、先生がいらっしゃるから一緒に行ってあげるわ」
「それは助かります。叶えばアルヤにお願いすればいいかな」
「貴方、もうクラスになじんでるのね。女子のファーストネームは、相応に仲良くならないと呼べないものよ?」
「デインズ先生はお堅いわ。今どきの生徒はもっと軽いわよ~? 良い男がいれば大胆に近づいてツバ付けるのよ。で、相手の中身が分かって気に入ったらそのままキープ。気に入らなかったらほったらかしね。何か言われても貴方に興味ないわって無視を決め込むの」
「そんな、まさか?」
「今どきのデインズ先生みたいな純情で硬派なタイプはいるにはいるけど、家の言いなりって子が多いかしらね? それだけに、オルクス君なんて蜂に群がられるお花さんよ。でもただの花じゃない。美味しい蜜を与えるか、苦い毒を与えるかを選べるお花。でも、見た目がかわいらしいから、蜂も寄り安いのは確かよね」
僕は苦笑いに留めてお茶を飲む。案外こういう先生は侮らない方が良いんだろうな。
「今もこの子、私に対して警戒度を上げたわよ。これだから今時の子供って怖いのよ。いえ、彼が特別なのかもしれないけどね。彼は見かけじゃ分からない、いつも困ったような表情で警戒度をどれ程あげていればいいか考えてる。そうよね?」
「それを僕に聞くんですか? まあ、正直に言えばフリーヌ先生はとても侮りがたい人であるという認識でいます。だからと言って先生には学ぶべきところが多い。処世術得難い技術であり
僕は正義感でも何でもないのですが、捨てる神あれば拾う神もある。僕が利用できると思えば利用しますし、相手にも相応の何かしら益になるものをさしあげる。与えるなんて傲慢な言葉ではダメなんです。誰かがお金を稼いでるなら溜め込ませずに使わせる。その使わせるためのネタを僕は
「さすが、天才であり秀才、と言う言葉も何だか飾りに見えるわ。我が国の宰相様から、貴方を味方に欲しいとまで言わせた。ユピクスでもそうなのでしょうけど、貴方は何故かここにいる。その利用価値が
「僕は何でもかんでも損得で動くわけじゃありません。たまには益にもならない馬鹿もやります。人間ですからイージーミスも当然。でもちゃんと下地を作っておきます。来年なのか再来年なのか、それとも普通に3年後なのか分かりませんけど、ここに婚約者が来ます。それまでに膿は排除し、なるべく良い環境で婚約者が学院生活を送れるようにしてあげたい。今はそれも下地作りの一貫です。ここまでがお話しできる最大限の譲歩。しかし、少し喋り過ぎました……」
「あらあら、内側にいれた者には甘いのね」
そう見えたなら上出来かな? そう僕が言うと、ピクリとフリーヌ先生が眉を動かした。
「これこれ、生徒とやり合う教師がおるかい。君もそれくらいにしておきなさい。フリーヌ先生は存外学院を思ってる教師でのう。不穏分子かそうでないか、単にそれが気になっているだけなんじゃ」
「
「僕は学院に暗雲なんて持ち込みやしません。僕の密かな夢は教師になること、と言ったら笑いますか?」
「ん?」
「な?」
「え?」
三人の表情が変わった。
「僕はいつか領地に学校を持ちたいと思います。この国のように人の隔たりが少ないように整備した学校を。民に働く為の選択肢を増やしてあげたい。僕個人の考えなんて、所詮は独りよがりなもの。よくて多少の益を生むくらいでしょう。けれど民は一人ではない。幾人、千、万、億? それぞれが職を求めている。自分に何を見ているのか分からない。手に持った土に、
さすがに怠慢である者に救いなどは差し伸べられるほど僕は全能ではない。すくい上げられるもので努力できる者ならば、僕は多少痛手を受けてもそれ等を守る覚悟がある。長い年月を苦しむだけが人間の
馬鹿な事だと笑いますか? 夢物語だと。教師が無理でも人を導ける人間になりたい。苦楽を共にできるかどうかは別だが、笑って将来何になるんだと希望を持つ人間を生み出す。そう言う下地を作り上げたい。僕のやっていることはそれの予行演習です。こんなこと、こんな子供にできるのかと思われますか?」
「それは断言できない。貴方がどういう大人になるかなんて想像できないもの」
「でしょ? 将来が分からない者が、将来を生み出す
「だが面白そうだ。宰相様が君を特別に手を掛けている理由が何となくわかった気がする。私ももう少し若ければ、そんなことを思えるほどに」
そうですか。僕がそう言って話を止める。
「貴方の目的は分かりました。でも貴方はそれで良いの? それを誰も望まないかもしれないし、支持してくれないかもしれないわよ? ただ利用されるだけの人生になるかも――」
「フリーヌ先生!」
「僕は一度諦めたんです。道半ばで、色々あって。でも、諦められなかった。だから選んだ。そして今を生きている。父が戦争で死んだと聞かされた時、戦争がどんなに憎かったか。戦争以外の外交でどうにかならなかったのかと何度も思っては、母の震える手を触った時の怖さを、僕が母を支えるんだと思った、その選択肢の少なさを、今は悔いていませんが当時は無力である自分を笑ったくらいです。
夢の中で、もう一人の僕が言いました。それがお前の限界か、親頼りの普通の子供のようにむせび泣くがいい。誰もお前を助けてなどくれるものか。夢でうなされた僕は、もう一人の僕に叫びました。一人でだって何とでもしてやると。戦争でどうにもできなかったことを、僕が成し遂げてやると」
まあ、3日ほど夢の中で悪夢をさまよっていた僕が目覚めたとき。僕は決心したんです。何をもってしてもやり遂げて見せる。そう言う夢を追い続けられる人間にまずは自分がなるのだと。
と、本当の話に嘘や誇張を混ぜて言ってみたが。目の前の三人は無言であった。僕は再びコップに茶を注いでもらいそれでのどを潤す。
「危険視されていたという事なら、それはそれでいいですよ。僕はやりたいようにやりますが、極端に周りを引っ掻き回すことなんてしやしません。相手が悪であると確信した時、僕は非道になれる。逆もまた然り。それで先生方に迷惑を掛けることはなるべくしません。普通の生徒らしいやり方で場を濁すことだってできますから」
「なるほど。戦争で肉親を失う恐怖が、その若さで戦争を経験した心が、君を強くしたのか、あるいは……」
「普通であるというのは、案外難しいのですよ。普通が一番、平和が一番、そう謳っておいて、裏では変なことをしでかす人もいる。僕はそっちの人間ではありません。出来る範囲を足掻いて、高い壁だってよじ登って見せます。もしも可能なら、先生方のお力を僕に貸してください。まずは学院で、殿下達がいる内にいらない派閥を調査します。僕は3年に上がってから生徒会長を引き継ぐことになっているらしいので。そこで、いらないものを捨てていきます。抗うこともできないほどに」
♦♦♦
「なんて子かしら。境遇には同情するけど……」
「私は彼を支持しても良いと思います」
「本気?」
「わしも支持して良いと思うぞ」
「教授も、ですか?」
何故かチャラいイメージのある私が、一番しっかりしないといけない状況に追い込まれている。
「ああいう目をしたものは、一本気な性質がある。これと決めたら
「それを信じろと?」
「生徒会に殿下達を入れたのも彼なら、殿下達が去った後の後釜も彼なのだ。学院に良い風を入れてくれるならばそれでいい。悪い風ならば修正してやれば良い。我等はここの教師じゃぞい? まあ、判断材料が不足しているならもう少し彼と接触してみたらどうじゃ? 何かしら掴めるかもしれんぞ?」
「私を焚き付けて、結局私をダシに使う気じゃないですか!」
「ばれてーら?」
「ふふ」
く、この二人……。真面目な純粋な教師なんてキャラじゃないのに。良いわよ見てなさい。あれが本物かどうか。見届けてやるわ。
♦
ああいう話し合いは、本当に嘘と、少しの誇張を入れると不思議と真実味が増す。僕は悪い人間だな。
「お疲れでございますか?」
「ケンプも聞いていたろうに、僕は本当言うと、ああいう語り口調でものを述べてる自分が嘘くさくてかなわない。それを後ろから見ている自分が後ろでクスクス笑ってるんだ。そんな出鱈目を良くのうのうと言えるものだ、とね。僕は求めていることは最初から変わらない。領地の運営、発展のみだ。それに王女が二人ついて来ただけ」
「さようですな。何も変わりませんとも」
「手にした領地は増えたが、出来る事は増えてきている。不足も時間を経て解決する事ばかりだ。領地がそんなすぐさま発展するのはゲームだけだ。僕は急ぎ過ぎてるのかもね」
「主様、お疲れなれば休めばよろしいのです」
「チハルか。僕はそんなに疲れているように見えるかい」
今日の僕の担当であるメイドのチハル。彼女は少し硬い表情で述べる。
「恐れながら。以前の主を失った我等には、もう貴方様しかおりませぬ故。どうしても心配になるのです」
……僕は鼻で息を吸って、口から深く息を吐く。
「心配させてるのか。ごめんよ、僕の考える悪い癖みたいなものなんだよ。だけど、今の僕には君達従者がいる。それがとても救いだ。僕が安心して眠れるのも、行動できるのも、何かにつけてついてくれる君達がいるからだよ。感謝している」
「恐れ多い。ただ主様は我等に命令をくださればよろしいのです。それを遂行するのも我等が役目」
「うーん、そう言うときもあるけど、やっぱりそれじゃダメなんだと思うんだ。何がダメなのかそれは……、考えてみてよ。自分がここにいる意味と、動く意味。考え続けることを止めないで欲しい。そしていつか自分の存在意義を見出してほしい。ガーディアンであっても、得手不得手はあるだろう? 人間と似ている部分はある。それが何を意味するか、僕は全ての従者に考えることを望んでいる。思考の停止は停滞だ。だから考え続けることを止めてはいけないよ」
「はい。主様がお望みであれば」
「今はそれでいい」
僕はまだ夕食まで時間があるのを見て、PCに向かって地図を表示させる。フィナトリーとカイルナブイの全体地図だ。地図を見た上で、与えられた意味を考える。国は何を望んでいるのか。フィナトリーは一部が海に面した海域を持っている領地で、魚介類の漁も盛んに行われている。対してカイルナブイは、山に面した荒れ果てたとは言い過ぎだが、人が住むには開拓をしないといけない。実家によく似た山脈と森をを持つ領地だ。
領地が対照的なのと、人口が前者が4000人、後者が500人と、かなり対照的過ぎる数値を出している。だがしかし、カイルナブイには特産品というより、薬草の類が豊富に取れるというありがたい特典がある。エルフ達にカイルナブイに移住してもらう話を出してみようか。その前に現状視察が必要だけどね。それは学院の長期休みの際で良いだろう。
何事も急がば回れと言うしね。カイルナブイに打診する前に色々見て回ればいいさ。明日は何とか庶民に周知されつつある役所と発行部に挨拶に行こう。実際に動き出したのは、まだ10日あまりだが、基本的に年中無休で今の所稼働させている。落ち着いてきたら休みを入れたりしても良いだろうが。今はまだ始めたばかりで安定する序盤だ。
良く見ておかないと痛手を負う危険もあるからな。うーん。目元を揉むようにするが、今日は目が乾くのか、しょぼしょぼするな。まさか明日は雨でも降ったり。まあ、滅多な事を言うものではないな。予定があるのに雨とか最悪じゃないか。とにかく今日は食事を摂って、本を読んで軽く柔軟して寝るとしよう。
休みなのに明日に疲れを残すとか、どこの中年男性なのかってことだよ。元々中年だろうって? 若い時では分からない筋力の疲労とか、不眠とかに追われた中年時代はしんどかったが、今は若い身空だぞ? 健康的な食事と軽い運動を心掛けていれば、肉体も精神も若い状態を保てるとか、何処かの雑誌で読んだ記憶がある。当てにはならんかったがね。
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