第54話

 ハイペースで攻略したダンジョン『数の暴力』にて、僕はひし形のクリスタルと対面する。クリスタルは何も語らず、ただ淡い光を放ちながら浮いているだけだ。部屋にある金銀財宝、その他諸々はトヨネ達に回収してもらっている。いつの時代の物か分からない品々がいくつも見受けられる。だが、僕はそんなものよりも、しばらくひし形のクリスタルをじっと観察していた。そこに、ヘルプさんから次のように言われた。


『クリスタルに触れてみてください』


「え? 僕はクリスタルを壊すつもりはないんだけど?」


『破壊する為ではありません。クリスタルには長い年月、このダンジョンで起きた事が記憶されています。興味があればですが、その記憶を見てみてはいかがでしょうか? クリスタルに触れて頂ければ、その記憶を機能が保管しておきましょう。何かの役に立つかもしれませんし、折角ここまで来たのですから、行っておいて損はないと判断します』


 うーん。まぁ壊さないのであれば特に問題はないだろう、僕はそう判断してちょっと覗いてみるか程度の気持ちで、ヘルプさんが言ったようにひし形のクリスタルに片手を添えてみる。するとどうだろう、見えてくる映像に僕は思わず目をきつく閉じる。けれど映像は容赦なく止めどなく脳裏に流れるように映し出され、その壮絶な光景を僕に見せつけてくる。人と魔物の血みどろの戦い。人の生き死にをクリスタルは鮮明に記憶していた。それを見た僕は、一瞬気が遠のきそうになり、胸焼けしたみたいに胃の中にあったものが逆流してくる感じを覚えた。僕は必至で堪えようと奥歯を噛みしめながら、喉まで来ていた胃酸を無理やり飲み込む。


 魔物であればどんな死にざまでも特に何も感じなかったのが、人間にげ替えると想像以上の衝撃が僕の胸をえぐり、締め付け、痛ましさを痛感させられる思いだ。だけど、僕は最後までクリスタルに添えた手を離さない。いや、離せないでいた。死体を見るのは初めてではないが、その過程をまざまざと見せつけられたのは初めてだった。


 複数で挑んだ冒険者らしき集団が、一人、また一人と命を散らしていく。冒険者だけじゃない、軍の一団らしき兵士の姿や、魔術師の団体、逆に少数精鋭なのだろうグループ単位のパーティーなど、それぞれがこのダンジョンに自信満々、意気揚々と挑んではこのダンジョンの異様で変則的な魔物のわき方に、その膨大な数多の多種多様な魔物の数に、死の匂いと言えばいいのだろうか、このダンジョンの異質さに気づいた頃には既に時遅く、自信に満ちていた表情が絶望へと様変わりしながら死んでいく。中には、我武者羅がむしゃらに味方を顧みず逃げ出すものや、情報を持ち帰れと仲間から託された者がダンジョンを抜け出していく様子が映し出されたときもある。


 これが、絶望を前に自暴自棄になった人物の様子か。これが、死を覚悟した人間の表情か。これが、仲間を逃がす為にその場に残った者の意地の表れか。一匹でも良い、一体でも良い、相打ちでも良い、肉の盾となっても良い、仲間を守れればそれで。託した思いがどういう形であれ、このダンジョンに挑もうとする者達への、血となり肉となればそれで良い。半数以上が絶望の色を顔に出しながら無残に死んでいく中、一握りの覚悟を決めた者や、死を受け入れながらも一矢報いっしむくいると心に決めた者、後を託した者が無事にダンジョンを出られるようにと願う者。そのそれぞれが、体力も気力も魔力もカラカラに底をついているはずなのに、火を、いや命の炎を燃やしその矛先を襲い来る魔物へと向けながら、見ろ、やってやったぞ! と言わんばかりの表情で、もはや悔い無しとでもいうような表情で、笑みを浮かべ命尽きた身体を魔物達に飲まれていく。そんな光景が延々と繰り返される。


 僕の異変に逸早いちはやく気付いたトヨネ達が近寄ってくるのが分かる。けれど、これは最後まで見る義務が僕にはあるような気がして、僕は彼女達に大丈夫だと念話を送った。それからどれくらいの時間が過ぎただろうか。僕は荒く息を吐きながら目から涙を流し、無様に膝と両手を床に付け這いつくばるように。気を抜くと今にも遠のきそうな意識を、必死になって繋ぎ止める。


『多少、刺激が強すぎたでしょうか?』


「はぁはぁ……、っふぁ。心構えなしに、見るのは、結構こたえましたよ。ふー、ふー……。今度からは、是非前置きしてくれると、助かります」


『申し訳ありません』


「でも見れてよかった、のでしょう。僕は今見た光景を、今度は人同士にえての舞台に、自分自身も置かねばならないのでしょうから。事前練習……、にしては度が過ぎますけど、今のに光景に耐えられるならちょっとやそっとの事に動じたりはしないでしょう。ふー、ちょっと喉が痛い……」


「オルクス様、冷たい甘めの飲み物をお入れしました」


「ありがとう、助かるよ」


 僕はその場に胡坐あぐらをかいて座り込み、トヨネの出してくれた飲み物を受け取りゆっくりと喉に通す。多少喉の痛みが薄れ、落ち着いて来たので先ほどの光景を思い返す。そして思う。僕が一般的な能力者で、ガーディアン達がいなければ、ダンジョンコアの記憶にあった様な、数多の魔物に蹂躙されるような目に合っていたのだろうと。今の僕というよりは彼女達がいてこそ、この場にいるという実感がわいてくる。50階層まであるダンジョンを、長い年月を掛けても8階層までしか辿り着けなかったその理由も、場面を見ることで理解した。たった後2階層進むだけで、ポータルのある安全地帯まで行けただろうに。いかに無念であるか、いかに後悔したか、死の淵で彼らが思ったことは何だっただろうか。


「黙祷を捧げよう。この地で散った者達の為に」


 今この場にいる僕がそれを思っても仕方のないことだとは分かっているが、僕は立ち上がりダンジョンコアクリスタルに向けて、右手を胸に当てて頭を軽く下げ、このダンジョンに挑んで散っていった者達に向けて心ばかりの黙祷もくとうを捧げた。僕のその行動にならうように、僕の後ろでガーディアン達が黙祷を捧げている。


 こうして僕等はやり残したことがなくなったダンジョンコアがの鎮座する部屋を後にし、ボス部屋の前にあるダンジョン内に設置されていたポータルで外にでる。その際皆には僕が『シャドー・ムーブ』で作った影の中に潜ってもらう。現在の時間は20時45分。ダンジョンコアの記憶を見ていた時間は体感では数時間のような気がしていたのだけど、実際には40分位であったらしい。まぁ21時前なので急いで帰らねば途中で眠ってしまうかもしれない。それに今日は結構ハードな迷宮探索をぶっ通しで行ったのもあり、最後に見たダンジョンコアの記憶も相まって疲れがピークになっているようだ。少し足取りが重い気がする。最悪誰かガーディアン達に頼んで、迎えに来たていで運んでもらうしかないか。僕はそう考えながら重い脚を進めダンジョンから出る。


 ん? ダンジョンの前に沢山の兵士の姿が見受けられる。今からこのダンジョンに挑む予定だろうか? だが、その兵士達は皆一様にダンジョンから出て来た僕の方を見ている。今から挑むダンジョンの情報でも欲しいのだろうか? まぁそんなことは良いとして、僕が作った魔術の影から小春と椿が抜けだした。誰にも悟られていないようだ。二人が兵士達の見えない場所から姿を現しこちらに向かってくるのが見えた。だが、二人より先に僕に近づいてくる人物がいた。先ほどからダンジョン前に集まっている兵士達の内の一人だ。


「すまない。少し訪ねたいのだが、君は今ダンジョンから出てきた所だろ思うのだが相違ないだろうか?」


 見ていたのだから分かるだろうに、その質問はどうなのだろうか、と思わなくもないが、表情に出さずに応対する。


「はい、間違いありません。それが何か?」


「いや、現在人を探していて、丁度君のような幼少の男子を探しているのだ。名前をオルクス・ルオ・ヴァダムと言うのだが、もしや君がそうなのではないかと思って声を掛けさせてもらった」


「確かに、僕の名はオルクス・ルオ・ヴァダムですが、お探しの方と同じ名前ということは……、考えにくいですね。恐らくその探し人が僕なのでしょうけど、何方からのご依頼ですか?」


「やはりそうだったか。行き違いにならずに済んでよかった。というより、よくこのダンジョンから無事い出られたものだ。しかも見たところ無傷のようだし、ギルドの職員によれば君がダンジョンに入ったのは昼頃だと聞いている。既にダンジョンで死亡したのではないかと思われていたのだが……」


 僕の質問には答えずか。スルーされて少しイラっとするけど、僕はすぐにでもこの場を去りたい。そして宿舎のベッドにダイブして寝るのだ。そう思いながら、言葉が尖らないように注意しながら答える。


何方どなたの指示かは知りませんが、僕はピンピンしております。ん、丁度迎えの者が来た様なので、僕は失礼してもよろしいでしょうか? もし御用があるのでしたら、できれば後日にお願いしたいのですけど」


 僕がそう言うと、兵士の男性はどうしたものかと思案中のようだ。その間に僕の前まで来た小春と椿がメイド姿で僕に礼をとっている。僕は徐々にふら~っとして来た。椿が僕を両腕で抱きかかえる。所謂お姫様抱っこというやつだ。周囲に人が沢山いたはずなので、大変恥ずかしいのだが僕はもう限界らしい。小春が男性に何か話しかけているのを見ながら僕の瞼は重く閉じっていく。後はお願いするよ、と僕は思いながら眠りについた。



 ♦



翌朝、だと思う。起きたらベッドの上だった。それと、視界の端にトヨネの姿があり、僕が起きたのを見計らって台車に乗せてあるティーカップに紅茶を入れてくれている。それを見た僕は、どこか安心したような気分になりながら、その光景を見ている時間がとても心を穏やかにしているような感じを覚える。誰しも慣れ親しんだ光景は落ち着くものなのだろうか。そんなことを思いながら未だ布団から抜け出さずにいると、次第に香りが僕のところまで届いて来た。確か朝の起き抜けに飲む紅茶をアーリーモーニング・ティーと言うらしい。ソーサーごとカップを受け取り香りを楽しみながらゆっくりと飲む。少し渋いが、寝起きには丁度良い味のように思う。


「昨夜の報告をさせて頂いてもよろしいでしょうか?」


「うん、頼むよ。途中で寝てしまったからね。何があったかは把握しておきたい」


 それから、トヨネの報告が始まる。曰く、昨日の昼過ぎに習い事を済ませた僕が、その足で最上位のダンジョンに入っていくところを誰かが見たらしく、そのことがラクシェ王女やセヴィオ王太后様の耳に入ったらしい。自殺願望でもあるのかと、周囲が騒ぎ出していたらしく、捜索隊そうさくたいが組織されたまでは良いが、さがすにダンジョンを生業にしている者達から敬遠されるほどの場所だ。探せと言われて、すぐに向かえるのはダンジョンの入り口まで。兵士が二の足を踏み、言い訳がましく捜索そうさくを見合わせてるだけでダンジョンには一向に誰も足を踏み入れなかった。誰しも自分の事が大事だし、危険と分かっている場所に入りたくないのは皆同じだったろう。気持ちは十分分かる。


 僕もあのダンジョンコアで見た光景を再び思い返す。最上級の難易度であると言われ、入って奥に行けば命を落とす可能性が極めて高い、危険と分かっているダンジョンに命令であっても入りたくはないだろうし、魔物に好き好んで蹂躙されたくなどないのが本音というか、当たり前の考えだ。それが国の重要人物を捜索するなら命を掛けてでもとなるだろうが、あいにく僕はそんな重要人物ではないしね。むしろ、出稼ぎに来ているただの他国民だ。自国民でもない者の為に命をはれと言う方がどうかしていると思う。


 というか、どこから僕がダンジョンに入ったことなど知れたのだろうか? もしかして僕を見張っている者の中には王族の手の者もいるのだろうか? だとするなら、王族の目や耳に僕の動向が入るのも頷ける。それとも、それに近い立場のある人物と言う可能性もある。僕として、周囲を嗅ぎ回られるのはあまり気分のいいことではない。というか、誰でもそうだろうけど、立場的に納得しないといけないのかな? 


 それか、僕に何かあると困るからか? 何に困るかは分からないけど、何かしら僕に利益を求めているということも考えられなくはない。んー、この年でギクシャクした貴族社会に揉まれたくはないんだけどなぁ。


 結局誰からの指示なのかは答えてもらえなかったらしいし、この事は保留だな。これから日課をこなして食事を摂って、忙しい職場へ向かわないといけないんだ。考えても分からない事にいつまでもかまってられないや。さて、そろそろ布団を抜け出して身支度しようか。



 ♦



 いつもの出勤時間に職場に到着する。職場には既に出勤している人もちらほら。ベルセリさんも出勤しているが僕に向けて手招きしてくる。何かあったのだろうかと、近づいていくとベルセリさんから小声で昨日の話をされた。曰く、セヴィオ王太后様珍しく慌てながら僕の捜索指示を出したそうだ。ただ、ラクシェ王女が逆に落ち着いていて、セヴィオ王太后様を宥めさせていたらしい。


 そういえば、ダンジョンの攻略中にラクシェ王女から連絡が何度かあったと思う。今どこにいるのか、何をしているのか、無事でいるのか、帰りはいつぐらいになるのか、僕は貴方の子供ではないんだけど、そう思いながらもちゃんと質問に受け応えしたと思う。なるほど、そういう経緯があったわけか。それと僕を尾行していた中にセヴィオ王太后様の手の者もいたようだ。何を考えているのかは知らないけど、あれかな? 孫に近づく者の身辺調査とか、動向調査とか、そういうのを兼ねているのかもしれない。


 まぁ分かってしまえば何て事はないな。僕はそうですか、教えてくれてありがとうございますと、ベルセリさんに答えて自分の机に向かう。ベルセリさんもセヴィオ王太后様の件はあまり関りがないようで、僕の反応的に大した事があったわけではなさそうだと結論付けたらしい。その後に特に付け加える内容も無いようで、彼女も自分の机に座り書類の整理を始めた出した。この時誰もが普段の日常が始まるのだと、そう思っていた。



 ♦



 それは昼の食事時、軍務部の窓口が騒がしくなり始めたところから始まった。軍の職員達が疎らではあるが、書類を提出しに訪れていた窓口に、その声は響き渡った。


「おいぃー! ここにオルクスってぇ言う奴はいるか? いるならさっさと出と来い! でねぇとこっちから乗り込むぞ!」


 一瞬野盗か類似の何かかと思える口調と怒鳴り声が部署の中に轟く。うるさいし、迷惑、それに仕事の邪魔だ。窓口係の女性達が怯えてすくみ上っている。とりあえず、僕が行かなければ事態は収まらない状況だ。僕はペンを置いて、椅子を降り、窓口に向かう。未だに吠えるようにうるさい声で出てこい、出せと僕の名前を呼ぶ大柄の男。僕はその男性との面識はないし、今までに軍務の書類関係で足を運んだ場所でも見たことはない。軍の職員と言うよりほんとに野盗かよく言って傭兵や冒険者のたぐいだと思われる。


 僕が受付の脇にある出入り口から外に回り男の前に出て、とりあえず黙らせるために声を掛ける。


「僕の名をそんなに大声で叫ばないでもらえます? 普通に目の前の職員に声を掛ければ応対したのに、騒ぐように大声を出されるのは困ります。で、そのオルクスと言う名前に該当する職員は僕だと思うんですけど、僕に何かご用ですか?」


 僕の登場に、今まで騒いでいた男の声がんで、視線で僕を射貫いぬかんばかりの眼力、と言えばいいのか、威圧するような視線を向けて来た。が、男は僕を見て間をあけると漸く認識したついでに豆鉄砲を食らったはとのような様子になる。男の方も僕との面識はないということだろう。


「お、お前が、オルクス、だと?」


「そうですよ? 僕の他にここには同じ名前の方はいないと思うんですけど。どなたかとお間違えでは?」


「い、いや! 俺は見たんだぞ、ダンジョン『数の暴力』の攻略者名に名前が、お前の名前があるんだ! しかも、50階層としっかり掲示に表示されてる」


 ん? どういうことだろうか。どうしてその情報が出回っているんだ?


『ヘルプさん、分かる?』


『冒険者ギルドの発行するギルドカードには、ダンジョンの攻略階層の状況や倒した魔物の情報が拾われ、ギルドの本部にある魔道具の水晶に反映される仕組みになっています。なので、貴方が魔物を倒したり、ダンジョンの下層に行けば、その行動が情報としてカードに蓄積されます。また、その情報が蓄積されたカードをギルドの受付や出張所が使う魔道具の水晶にて、情報が共有されます。

 普通ダンジョンの攻略者などは、数多のダンジョンを生業にする者の名前で埋め尽くされるのでしょうけど、貴方が今回攻略されたダンジョンは、8階層までしか攻略者がいませんでした。50階層まで行ったのが貴方とガーディアンだけという情報が掲示されたのだろうと推察します。そして、居場所が特定されているのは貴方だけであり、目の前の彼が名前と職場を頼りに貴方を訪ねて来た。それが現状です』


『ありがと、よくわかったよ。というか、それなら僕はダンジョンに行くべきじゃなかったかな? でもLVレベルはある程度上げておきたかったし仕方がないか……』


 LVを上げるなら、もっと無難なダンジョンにしておけばよかったと、今更ながらに後悔する。はぁ、もしかしてこういうことが今後も起こるんだろうか? それだと職場に迷惑がかかるし、仕事もやりにくいな……。とりあえず、この場を収めなくてはいけないな。


「どういう理由で来られたのかは知りませんが、貴方が仰るお探しの方はここにはいなかった。間違えで押しかけてこられるのは面倒なので、用が無ければ即刻お引き取りください。ここは国の軍関係者以外に立ち入りは禁じられています。貴方の行いは、厳罰ものですよ?」


 僕はそう言って、近くにいた軍の職員に関係者以外が出入りしてきたので連れ出してほしい旨を伝える。僕の言葉に職員は応援を呼ぶと言って外に駆け出して行った。しばらくすれば、未だ納得がいっていない男を連れ出しに、他の職員達が駆けつけるだろう。僕は来た出入口を通り自分の机に戻る。その際ベルセリさんに視線を送った。彼女は僕の意をんでくれたようで、手を叩き周囲に仕事を再開するように指示を飛ばす。それから、職場は再び動き出し、未だその場にいる男をそっちのけで普段の風景を取り戻した。


 そのように思ったのだが、僕の知らないところでもダンジョン関連のことで騒動が起きようとしていた。それを僕が知るのはその日の仕事が終わってからすぐの事だ。僕は仕事上がりに急遽宮廷に呼び出されることになった。

 






















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